01.07.01 海老名のオオタカ無事巣立つ!
 海老名のとある雑木林に営巣したオオタカのつがい。春先からの愛と子育ての苦難を乗
り越えて先週、無事子どもたち三羽が巣立ちました。
 藤沢ではオオタカのヒナが何者かによって盗まれる事件が発生。関係者に激しい怒りと
悲しみを与えました。私たちのまちでは取材にやって来る報道機関を丁寧にお断りし、と
にかくそっとしておいてあげることに専念してまいりました。
 子育て中はカラスの群れによる再三の攻撃を受け、難儀していたようでしたが逆にカラ
スの子どもを襲って餌にすることもあったようです。
 ともあれあの神々しい勇姿を一目でも見てしまった者としてはこれまで気が気ではなか
ったのですが、これでひとまずは安心といったところ。
 このほかにもアオバズクやサシバなどの猛禽類を見たという情報もありますし、最近で
はシラサギやアオサギなどの大型の鳥が水田に多くなり、目久尻川では川鵜なども頻繁に
見られるようになりました。下水道の普及による河川の水質の浄化や農薬の減少、質の向
上などによる農薬被害の減少などで小魚などが増えつつあることが原因にあるようですが、
このまちにも少しずつ自然が戻って来ているのか?そんな気にさせられる出来事です。
01.07.02 厳戒の月曜日
 このところ有馬中学校区内で発生している連続小学生襲撃事件。事件の発生が月曜日に
集中していることから今日もこの地域にとっては厳戒態勢の日となりました。
 私も夕刻には時間の余裕があったのでこの地域を1時間ほど車で流してみましたが、あ
ちこちでパトロールするお母さん、腕章をつけてバイクで走るお父さん、警官等の姿が見
られました。一方まったくと言ってよいほど見受けられないのが子どもの姿。事件を警戒
して子どもたちは家の中にとどまらざるを得ないのでしょう。半ば安心もしますが子ども
たちにとっては窮屈なことだろうなと思わざるを得ません。
 ただ気になったのは有馬中区内を越えると見受けられる子どもたちの姿。どうやら別の
学区では今回の事件に対する認識が無いようです。ちなみに杉久保小に子どもを通わせる
同級生2名に話を聞いたところ「そんな話は聞いてない。」という反応。犯人にとっては
学区など無関係のはず。今日のところ事件の知らせは無いようだが、心配はつのります。
 
 その他 本日は市内のNPO団体の皆さんと懇談。行政の理解が進まないNPO活動の
     実態について説明と要請を受ける。
01.07.03 ドメスティクバイオレンス・DV
 神奈川ネットワーク運動の皆さんが主催するドメスティクバイオレンスに関する勉強会
に参加してまいりました。講師にNPO法人かながわ女のスペースみずら(みずらとはミ
スとミセスの総称ミズに由来する名前。)の事務局長、阿部裕子さんを招いて行なわれま
した。
 ドメスティクとは「親しい関係の間柄」という意味でつまり性的な関係や夫婦関係にあ
る男女の関係ということであり、バイオレンスは暴力。子どもが親に振るう暴力などの家
庭内暴力とは別なもの。
 総理府の調査によれば、殺されるかと思うほどの暴力を夫などから受けた女性は全体の
4.6%にものぼり、何らかの暴力を受けた女性は3人に一人という実態が明らかになった
とのこと。
 暴力に耐えかねて女性が逃げ込むシェルターという一次保護施設は県内に10ヶ所ある
そうですがこの施設は常に満杯だそうです。
 事務局長さんの話す生々しい暴力の実態には耳ほふさぎたくなるようなものが多く、そ
の実態の深刻さに驚かされました。
 海老名市でも神奈川ネットの所属議員らの働きかけによりドメスティクバイオレンスの
相談窓口を開設するなどの取り組みが始まっております。
 今や夫が妻を殴るなどという行為は「夫婦喧嘩」などといって片つけられるものではな
くれっきとした“暴力”として認められる時代。「内々のことだから」などと隠したりせ
ずに相談することが大切。
 結局、妻を自分の母親のように思って甘える、男の幼児性が原因なんだろうなぁ。
01.07.04 海老名に新たな特産品!
 その名は「みっちゃんの手づくりいちごジャム」。市内本郷でも有数のいちご農家のお
嬢さんが、大きな釜でコトコトと煮込んだジャムは新鮮ないちごと砂糖のみを使用した
100%無添加。しかもいちごの粒を残すように丁寧に仕上げられています。その味は、
「ん?これは?」と思わせるどことなく懐かしい味わい。子どもの頃おふくろが鍋で煮込
んで作ってくれた、少し焦げてしまって香ばしい香りがするような・・・あの味を思い出
させるもの。
 このいちごジャムは海老名市農協グリーンセンター(海老名市役所から南に向って二つ
目の信号左側)にて一つ380円で売られています。是非ご賞味あれ。



上手に撮れませんでした!
01.07.05 大変なことに!
 とても大変なことになりました。それは7月9日(月)。小泉総理は首相就任後初め
て地元神奈川に戻ってきます。これを記念してパシフィコヨコハマを会場に5000名
規模の大会が予定されています。
 そしてこのチケットがまさにプレミアものとなり参加を希望する県民が殺到。主催者
もお手上げの状態となっているとのことが新聞に報道されています。
 そして実はあろうことか、この私がこの大会で小泉総理を前に神奈川県の若者を代表
してスピーチすることとなったのです。
 主催者からの要望では、「若者らしく、若者の政治参加を呼びかけ、合わせて小泉総
理にエールを送って欲しい。」というもの。

 連絡の電話を受け、受話器を置き、私は思わずコブシを固めてガッツポーズ。こんな
光栄な指名はそうそうあるものではないし、政治をやっている者にとってまさに冥利に
尽きる出来事。紅白歌合戦出場を決めた歌手の喜び、といったら大げさでしょうか?
 頑張ります!若者として、政治を志す者として、その思いのたけを思いっきりぶつけ
てみたいと思います。
 5000人の熱狂的な観衆というのがどんなもんか、いっぺん体験してみようじゃね
ぇか!
01.07.06 あの青シャツ
 昨日の日記や大会出演を報告したメールに応えて実に多くのご意見、励ましを頂きまし
た。その一部をご紹介します。

@TV含めてマスコミを意識して少し刺激的な表現で。

A肝心なのは、エネルギー、パワー、緊張感、そういったものがいかに伝わるかだと思う。
  決して上手いスピーチでまとめる必要はないと思う。

B小泉さん。貴方の後ろには命がけで政治をしていこうと思っている若者もいるんだ。と
 いうことが「魂の叫び」として伝わるかどうかだと思う。

C総理の笑顔をゲットできる楽しい話をお願いします。

D「若いのによくやってる!感動した!」と、小泉さんに言わせちゃぇ〜

E今我々若者と呼ばれる世代の人間たちが、何を考え、何を憂え、何に価値観を求めてい
 るか。君の言葉で、驕らず、飾らず、堂々と訴えてください。

F長田氏が選ばれるとは、時間的に末代までの誉れであるばかりではなく、空間的には海
 老名市全体の誉れですよ。

G首相に一発カマシテやってください。

H青のポロシャツを着てスピーチが終わったらボールを小泉総理に投げて下さい。

I米100俵の話しは、してもいいのかなと思います。

J下書きを読み上げているかのような内容よりも場当たり的なスピーチの方がかえって若
 者らしさをアピールできます。

K気負わず、焦らず、若手としての存在感示したらいいと思う。印象に残る、一言考えて
 考えてください。

などなど。本当に温かい励ましをありがとうございます。「魂の叫び」ってのにはもうそ
の言葉だけで下っ腹のあたりがビリビリと反応するのを覚えました。ビジュアルのことは
何にも考えていませんでしたが、Hの青シャツとボールってご意見は面白そう!ところで
あの青シャツはどこに売ってるかどなたかご存知ないですか?
01.07.08 多くの励ましをありがとうございました
小泉総理初のお国入り。
スピーチに立つ私に応援のメッセージをありがとうございました。
いよいよ明日となりました。
今夜はすんなりとは眠れそうもありません。

 先ほど連絡が入りました。「小泉首相のタイムスケジュールが流動的。現場の状況によ
ってあなたの出番は前後します。」とのこと。
 私以外の出演者は県知事や代議士、経済界の代表らですので、はたして自分のような者
がどういう扱いになるのか予想がつきません。

 まぁいいや、とにかく出たとこ勝負。たとえその場に小泉がいなくとも5000人の観
衆がいる。言いたいことをぶつけるのみだ。
 小泉総理がキャンプデービットで着ていた青シャツを俺も着ていこう。そしてボールを
投げたら受けるかな?なんて考えたけど、やっぱり素のまま、一番着古しているスーツで
行こう。
 時計は爺さんのカタミのやつだな。
なんて、いろいろと思いがめぐってしまいます。

ただ小泉総理の手は握ってきたい。
1億2千万の国民を代表し、90%を超える支持率を得、そして外国と渡り合い、話をつ
けてくる政治家とは?
 その手はどんな手なんだろう?
 どんな匂いがするんだろう?
 目が合ったらどんな感じだ?
 からだは、思ったより大きいんだろうか?小さいんだろうか?
 なにかを感じて帰ってきたいんです。

 そして、そこに立っているのは私の人生の目標なんだろうか。

今夜は眠れそうもありません。
01.07.09 無事終了
 パシフィコ横浜は5000人どころか6000人を超える大舞台に。開会2時間前に
は会場周辺に数千人の行列ができる熱気。受け付け周辺で売り出された携帯ストラップ
などの小泉グッズもあっと言う間に売り切れ。そしてBGMとして流れるX−Japan
のフォーエバーラブが開会前の臨場感を高めていました。
 しかし小泉総理の日程が開会寸前まで二転三転。その上、興に乗った総理は予定より
も20分も余分にしゃべりまくり、これじゃ俺の出番は帳消しかな?と思わされました
が、なんとか出番を与えて頂き6000人の県民に自分なりの考えをアピールしてくる
ことができました。
 もちろん緊張しましたよ。でもお世話になっている地元海老名の人たちの顔が見えて、
私の話にウンウンとうなづいてくれて、それですっかりリラックスすることができまし
た。
 まずは大成功をご報告申し上げます。
 それとなんとしても小泉総理と握手したい!と思っていた自分。ついにその念願を果
たしました。 \(^o^)/  
「総理!握手して下さい!」と迫力で近づく私。「オウ。」と一言いって右手を差し出
す総理。歩きながらの出来事でした。後方で「不審なヤツ」と鋭い視線を浴びせるSP
の顔が怖いですね。



主張してきたことの抜粋
 「政治とは、無関心でいられても無関係ではいられません。」 日頃ついつい政治に対して無関心を決め込みがちな私たちです。でも政治と無関係な国 民は一人もいません。
(中略)
 100年後のこの国はどんな国になっているでしょうか?世界はいったいどうなって いるでしょうか?みなさんと一緒に想像してみたいと思います。  今年の正月の新聞記事の中に、「100年後の日本」と題して100年前の人たちが、 今の我々の生活を予想した当時の新聞記事の写しを見ました。  なんと驚くべきことに100年前の人たちはみごとなまでに今現代の我々の生活を言 い当てています。それはインターネットの開発であり、携帯電話の普及であり、だれで も乗れる新幹線や航空機、はたまたCTスキャンなどの高度な医療技術の発達であり国 民のほとんどが高等教育を受ける教育の発展等々。でありました。  なぜこんなにまで100年前の人たちは未来の私たちの生活ぶりを予想できたのでし ょうか?当時の人たちは今の私たちよりも想像力が豊かだったのでしょうか?  私はそうは思いません。  むしろ想像したからこそそこに到達した。と考えるべきではないかと思うのです。つ まりどんなに大きな理想でも想像し熱望し、地道な努力を重ねたからこそそこに行き着 いたということではないでしょうか。  ですから今の我々にとって大切なことは明るい豊かな未来を想像し、目の前の一歩を 踏み出すこと。今小泉総理がしようとしていることはそういうことではないでしょうか?
(中略)
 皆さん小泉首相が掲げる改革はまさに富士の頂上を極めるほどの壮大で困難な仕事です。 でも「散歩のついでに富士に登った人はいません。」どんなに遠い理想でもあきらめて しまわず目標をたて、目の前の一歩を踏み出した人だけがあの富士の山頂を極めることが できるのです。
(後略)
どうか小泉総理の改革に力を貸してください。
01.07.10 続報
 昨日のパシフィコ横浜での様子を写した写真ができあがりました。それにしても大きな
舞台でした。自分の顔がこんなに大きく映し出されてるなんて知らなかったもので、写真
を見て驚いています。


01.07.11 公開討論会
 昨日横浜で行なわれた公開討論会に参加してきました。明日公示される参議院選挙の
立候補予定者(6名)を招いてのディスカッションで、各候補者の考えや人柄を比較す
ることができるという意味では実に素晴らしい会でありました。
 最近では各地の選挙でこの公開討論会が開催されるようになってきましたが、この取
り組みは総てボランティアによって支えられ会の進行は公正中立を厳格に守るため、パ
ネラーの発言中は拍手や声援、ヤジを禁止するなどいくつかのルールがあります。
 今日各候補者を見ていて率直に思ったのは各人本当によく勉強しているな。というこ
と。それはもう甲乙つけがたいものを感じました。
 現在、世間の大方の予想では定数三を争う神奈川の選挙区では民主、公明、自民の指
定席。という見方が大勢ですが、いやいやどうしてそれ以外にもなかなかの人物がいる
ものだと、ある意味で大変ショックな体験でもありました。特に社民党の女性候補は知
性、真摯な態度、度胸、容姿、どれをとっても素晴らしいと感じました。もっとも思想
的に相容れない部分が大きいのですが、こういう人も政治の世界では活躍して欲しいと
感じた次第です。
 とかく我々の選挙ははなっから自分の応援する候補の主張にしか耳を貸さないことが
多いのですが、この公開討論会は本当に公平な目で各候補を比較しより良い人物を選ぶ
ためには非常に良い企画だと感じました。実行委員の皆さんに感謝!
01.07.12 いよいよ参院選公示
 公示期間中は様々な面で選挙活動や政治活動が制限を受けます。インターネットの利用
についても例外ではなく、しばらくの間はこの日記も政治ネタはタブーとなります。
 でもほとんど選挙漬けの毎日ですから、しばらくはネタ不足に悩まされそうです。
01.07.13 いやな相談
 市民相談の中でもゾッとしてしまうようなイヤな内容のものがあります。今日のはその
典型。
「市内の資材置き場に蝮(マムシ)が大量発生!らしい。?!」
とにかく現場を見て来い。と言われたって・・・・ねぇ。俺、昭和40年生まれの巳年な
んですが、さすがにヘビは苦手。でも毒蛇とあっては知らんぷりもできません。早速現場
付近をざっと眺めて近所の家々へ。一様に「そんなこと知らん。」「見てない。」「変な
こと言うな。」なんて逆に叱られたりしましたが、まったくのガセネタとも思えず、その
資材置き場へ来て時々働いている人を近所の人に捕まえてもらって聞いてもらうことにし
た。なんとその答えは・・・・・・
「あぁいるよ。それらしいの。去年の11月にいっぱい出てきて、今でも時々見かけるけ
どなんだか色が赤いんだよねぇ。顔が三角だからマムシかもねぇ。」
 とのこと。おいおい!かもねぇってそりゃ大変だぜ〜。放って置くなよ!早速関係機関
(ってどこ?)に相談に行ってこなくちゃ!まいったねこりゃ。
01.07.14 週末は忙しいこの仕事
 夏本番!となりますと様々な行事が目白押し。合わせて一家のパパ業も多忙になる季節。
そんなわけで体にまとわりつくワイシャツを身に付けながらバタバタと走り回っておりま
す。
 ・今日は朝の5時から「朝起き会」という社会教育団体の集会に参加。

 ・10時より地元の神社の豊作祈願祭に参列。カラスの食害について相談受ける。

 ・午後から横浜の港北ニュータウンの一角で行なわれた参院選候補者のタウントークと
  いうイベントに参加。

 ・取って返して夕刻より神奈川ネット主催の映画(あかね色の空を見たよ)の試写会へ。

 ・それと子どもの幼稚園の夏祭りもありますが、これしやむなくパス。

   そんな具合です。
01.07.15 週末は忙しいこの仕事A
 日曜日の今日も多忙。

 ・早朝より海老名市内各消防分団による操法大会(団員の消火技術を競う大会)。

 ・午後より子どもと約束のプールへ(昨日幼稚園の夏祭りをパスしたのを子どもは恨ん
  でいる。)

 ・その後門沢橋地区のお祭りへ。(みこし保存会の役員としてこのお祭りの応援へ。)

 ・夜、地元自治会の定例役員会へ出席。(ミックスペーパー運動について報告)
01.07.17 ネガティブキャンペーン
 小泉内閣の支持率がここへ来てカクッと落ち込んだそうだ。状況としては何も変ってい
ない。何か失政があったわけでもスキャンダルがあったわけでもないのにのに不思議な現
象だ。これも日本国民の“バランス感覚”のなせるワザか?小泉人気に過剰反応する国民
の中にも適当にバランスを取ろうとする動きがあるということであろうと思っていた。
 しかしこの選挙のさなか夜のニュース番組(と言うよりもバラエティー番組)で連夜小
泉内閣に対するネガティブキャンペーンが展開されているのに気が付いた。そうあの久米
ヒロシの番組など。
 国民も痛みを!と訴えた小泉改革の痛みの部分だけを取り上げ、毎日のように失業者を
画面に登場させて国民の内面にある変革への恐怖心をあおっている。
 これはいかがなものだろうか?
 雇用の確保が政策的なテーマであることはだれしも否定しない。しかし・・・・それが
今まで行き過ぎていた側面もあり、日本経済の足かせとなっていたということはないだろ
うか?
 私もこれまでの人生で二回、失業の経験がある。そのつど3ヶ月分の失業保険をもらう
ために職業安定所に通いブラブラと時を過ごした。一度目の時には後ろめたさもあったが
二度目にはせっかくもらえる保険。もらえるだけもらおう。その間働くのは損。そんな思
いがあった。俺だけだろうか?
 就業の機会が少ない日本で3K労働の多くを外国人労働者の手に任せているのはなぜだ
ろうか?
 失業を苦に自殺する人が多い。でもそれらの人が実際にその日食うめしにも困っていた
か?というとそうでもなさそう。“不況のどん底”なんてマスコミが国民を脅す昨今だが、
我々はそんなに困窮しているのだろうか?相変わらず食い物は食い残す。着るものはタン
スからあふれ、マンションの建設ラッシュは止まらないではないか?
 つまり自殺の原因は未来にあるのでは?
 今はなんとかなっても、これから先生きていても将来は今よりも悪い。良くならない。
という感覚が残りの人生をパスさせる原因ということではないか?
 村田英雄の歌(古いねぇ。若いひとには判らんかも。)♪下げた手鍋のその中にゃぁ〜
明日の飯さあぁえなかぁったなぁ〜。  とか美空ひばりの♪右のポッケにゃ夢がある、
左のポッケにゃチュウインガム♪なんて歌が流行っていたころは明日食う飯は無くとも未
来は明るい。だから頑張ったんじゃないのだろうか?

 今は厳しくとも将来は良くなるという感覚が今の日本に必要であり、痛みを分かち合お
うというのは未来のため。
 人生の先輩には若い俺たちに厳しい叱責とチャンスを与えて欲しいのだ。
 弱いものには手を差し伸べるが、その意見に全体を迎合させてはダメになる。
 自殺者の話にはその人の生前の苦しみに涙も出るが、この豊かな時代に自らの命を絶つ
者に国家が責任を持つ必要などあるのだろうか。

 まとまらない話になってしまったが、批判もあるだろうなぁ。
01.07.18 ご批判を頂き
 昨日の日記には早速何件かのご批判を頂きました。
 「小泉さんに惚れこんで目がくらんじゃったんじゃないか?」
 「こんなこと書いて票減るぞ。」
 といった温かめの批判がほとんどでしたが。しかしこの日記はやはりWeb上に公開す
るには適当ではなかったですね。かなり情緒的な所作であり、大学ノートにでも書き込ん
でおくべきものでした。
 正直に言って、最近自分の思想というものを操りかねている自分があります。つまり揺
れ動いてしまって、政治家としてのゆるぎない信念とか思想というものを確立できない自
分にいらだちと戸惑いを感じております。
 昨日の日記に書いた(書きなぐった?)雇用の問題なども、リストラにあった人の相談
を聞いたり、未来を悲観して自殺した人の話などを聞くとモウレツに企業の儲け主義や社
会の競争原理をうらんだりするのです。
 しかしその一方で弱者救済、弱者救済と声高に叫ぶ意見、自らの行いを省みずに会社や
政府の失策ばかりを言い募る態度に接すると昨日の日記のような思いがムクムクと気持ち
を支配してしまって。
 福祉のあらゆる問題、歴史教育の問題、不良債権処理、靖国問題、色々な場面で「私の
考えはこうです。」と一貫した思想が貫けたらいいな。と思うのですがなかなかそれがで
きないのです。つまり一庶民の立場で発想すべきかそれともある程度全体を見渡した発想
を持つべきか?といったスタンスの置き方と言った方がいいでしょうか。
 市会議員だから一庶民の意見で良いなどとも思えないし、そういう意味では革新政党の
方たちのように一つの型にはまってしまっている人たちがうらやましくも感じるのです。
 社会をこうしなくてはいけない!という確たる信念や自分を突き動かすモチベーション
を持てない自分は政治家としては失格なのでは?

 考えすぎですね。

                     うだるような暑さの中で・・・・平成十三年盛夏

追伸:先日来日記にしてきた有馬地区における、連続小学生暴行事件。さきほど犯人逮捕
     の一報がありました。
01.07.19 マイホーム救命士
 私の親友K君(本郷在住35歳)が凄いことをやってくれました。
 藤沢市の消防本部に勤めるK君は奥さんの
「うちだってパパがいないときに大ケガとか事故があったとき困っちゃうワ。」
 という一言をヒントにアイモードを使った救急救命処置に関するページを完成させまし
た。内容は、例えばキャンプでハチに刺された!なんてときにこのページにアクセスして
症状をYes.Noで答えていくことによって適切な処置方にたどり着くというもの。
 論より証拠是非下に記したページにアクセスしてみて下さい。
 そしてこのアイデアは藤沢市長により記者発表され、すでに新聞やNHKなどのマスコ
ミ各社から取材攻勢を受けています。
 新しいことに積極的にチャレンジする姿勢と日々の何気ない生活からのヒントというこ
とがマスコミからも市民からも大いに受けているようです。

http://www.city.fujisawa.kanagawa.jp/mhp
01.07.20 横浜で異常現象!?
 今日の横浜は完全に異常な状態でした。
 海の日を記念する大花火大会に押し寄せる民衆をあてこんで今行なわれている参院選の
各党各候補者が乱入!?スピーカーの大音量が交錯し、山下公園やMM21地区は異様な状
態となっていました。
 私が見た光景。
 シルクセンター前(大桟橋入り口)にて街頭演説する自民党の候補者。聴衆はまばらで
あったがそこにあのプロレスラー大仁田厚が登場するやガングロのコギャルを始めとした
若者が殺到!あっと言う間に黒山の人だかり、大仁田氏を連れて来たのが同氏の後見人を
自称する鳩山邦男代議士(鳩山兄弟の弟・現在は自民党)。1.2.3ファイヤー!!を繰り
返す群衆の横を自由連合の聞いたような名前の有名人候補が通りすがる。
 おや!?右翼の街宣車も?と思いきや黒い看板に銀色の文字“嵐”。

♪♪きょうも元気にドカンをきめたらヨウラン背負ってリーゼント♪
 何やら懐かしい響きとともにやってきたのが横浜銀蝿の元リーダーこと嵐(ラン)。大 仁田フィーバーの横をかすめて去っていく。  そして別方向に目をやると民主党のでっかい街宣車がやってきて 「幸田シャーミンさんがやって来ました!これから山下公園前で街頭演説を行ないます。」 と大音量でゆき過ぎる。  大仁田は相変わらずファイヤー!だが、たまりかねて山下公園に向けて歩きだした!何 百というヤジウマ(失礼!有権者)があとを追う。  そこへなんと民主党の鳩山幸夫代表が海から船で上陸した。というニュースが伝わる。 何社かのテレビクルーが「鳩山兄弟激突だ!」とテレビカメラを構える。  イチョウ並木の下は花火見物の観衆と通行車輌と選挙の群衆、無数ののぼり旗でほとん ど身動きのとれない状態。。気が付けば他に見知らぬ名前の候補者の宣車もあたりを流し まくっている。  大仁田と鳩山弟が進む群衆の先には街宣車の上でマイクをにぎる幸田シャーミンの姿。 やがて大仁田の群集が民主党の車を飲み込み、絶句する幸田、思わずファイヤー!なんて リアクションをとってしまう!  その道路の反対側のホテルでは記者団に囲まれる鳩山兄の姿。  鳩山兄弟対決はニアミスに終わったが騒然とした状態が沈静化するには4、50分の時間 がかかった。  あ゛〜これが本当に選挙と言えるのだろうか?  (ーー;)
01.07.22 えびなふるさとまつり
 毎年恒例のおまつり。今年も市役所周辺を会場に盛大に行われました。昨日の明石市で
の将棋倒し事件を教訓に警官も3割増員されて警戒にあたり大きな事故もなく無事終了。
しかし地元警察ができるというのはいいことですね。警官の方が警備にあたる一方で来場
者の案内をする姿などほほえましい光景も見られました。
 それから以前より実行委員会を通じてお願いしてきた女性用トイレの増設と男女トイレ
の分割についてですが、今年は仮設トイレを5割増設すると同時に去年まで男女共用であ
った同トイレを女性用3分の2、男性用3分の1に分けて設置することによりスムースな
利用がされ、毎年庁内一階に長蛇の列を作っていた女性用トイレの行列がみごとに解消さ
れました。関係者のご協力に感謝申し上げます。
01.07.23 OFF
 この暑さですから・・・・お休みします。
 今日は子どもとプール。
 わが家のお気に入りは寒川の町営プール。
 屋外プールがあって大きな滑り台。帽子の着用義務が無く、監視員の態度がキビキビと
していて気持ちいい。入場料が300円と海老名市内のどこのプールより安い。プールサ
イドでの飲食も可能だし、とにかく子ども連れのわれわれにはちょっとしたレジャー気分
になれるプールなのです。
 それに同窓会もできる!?地元に近いせいか必ずと言って良いほど幼なじみの面々にで
あいます。今日もすし屋を継いだM君。大手コピーメーカーに勤務するS君。婿さんもら
ったY子ちゃん。
 「おおぅ。元気?その後どう?」なんて・・・すっかりでっぱったビールッ腹を突き出
しあいながら話す姿に昔の面影は見つけにくい。お前らも子持ちになったか・・・・
 
 わが青春は かげろうのかなた、か・・・・
                                    平成13年 35歳の夏
01.07.24 映画「あかね色の空を見たよ」
 自主上映によって全国で放映されている映画で、不登校をテーマにしたものです。小学
校5年生から中学卒業までの5年間不登校に苦しみ続けた片田舎の兼業農家の家族を描い
た作品で、少年や家族の心の葛藤をドキュメンタリーに表現しています。この手の映画に
ありがちな“重た〜い”できのものではありませんので中学生やご家族でも見てもらえる
と思います。
 先日試写会に参加してきました。8月24日(金)に海老名市文化会館にて上映される
予定です。詳しくはトップページ一押し企画のコーナーで後日お知らせ致します。
よろしかったら是非ご覧になってみてください。


01.07.25 こんなふうに言ってみてはどうなんだろう
 小泉総理の靖国参拝問題や教科書問題で日中、日韓の間に摩擦が生じている。というよ
りも、日本国内においてそのことで大きなデモがあったとかいう話は聞かないので中、韓
両国が一方的に憤慨していて、両国ともこれまでの日本と違ってなかなか「謝ってくれな
い」昨今の態度と状況に焦燥感さえ感じているのではないか?と、これは私の勝手な推測。
 私としてはどちらの問題も日本国内の問題であり両国の要求は内政干渉であると思って
いる。そしてこの際私たちは自虐的な歴史認識から脱却し、日本の日本としてのアイデン
ティティーを明確に内外に示すべきであると思う。
 しかし太平洋戦争においてわが国がアジア諸国に対して耐えがたい苦痛を与えたことは
事実であるし、そのことを否定することはできない。その点についてはしっかりと謝罪を
する必要がある。しかしわが国が勝ち目の少ない戦争にたち至るにはそれなりの理由があ
ったことも同時に説明しなければ、当の日本国民がまさに自虐的になってしまう。
 小泉総理は韓国、中国両国に以下のようにはっきりと言ったらどうだろうか?

 欧米列強が未開のアジアを蚕食していた当時、アジアでは唯一富国強兵に成功していた
わが国が、アジアにおける利害を欧米諸国と戦わせたのが、かの第二次世界大戦でありま
す。
 わが国には自国の安全とアジアにおける権益を守るという目的があったことは否定致し
ませんが、同時に同じ有色人種としてアジア諸国を列強から守り、その自立を助けようと
の思いがあったこともどうかご理解を頂きたいと思うのです。
 しかし戦争という現実の中で、資源を絶たれたわが国がその地理的な要件もあり、アジ
アの各地に戦線を広げ、結果として諸国民に耐えがたい苦痛をあたえたてしまったことに
は心の底よりお詫びを申し上げなければならないことであります。
 同時に日本語や宗教の強制により諸国の伝統文化や諸国民の心に著しい影響を及ぼした
ことについてもそれがわが国の独り善がりの行為であったことを認めざるを得ません。
 慰安婦の問題についてでありますが、当時のわが国の時代背景の中に公娼の制度があり、
貧富の格差の激しい時代にあって貧民層の子女が娼婦として働いていたことは事実であり、
これはアジアの諸国民だけではなく、多くはわが国の子女においてもそのような状況にお
かれていたものであります。当時の国家がその権力によって子女を戦地に連行したという
ような認識はありませんが、性を金銭で売買したり戦闘のさなかの慰安として取り扱われ
るようなことが望ましいことであるはずがなく、あってはならないことであります。その
ような過去があったことについて、わが国は深い反省を示し何よりも人権を重んずる国とし
て歩みを進めていかなければならないと感じております。
 次に現在日本国内において検定が済んでおります歴史教科書の問題についてであります
が、過去の歴史についてはわが国内においても様々な評価があります。そして私たちは世
界に冠たる平和憲法を有し、言論の自由を保障する国家としてこの問題にこれ以上国家と
して介入することはできません。従ってこの教科書が国民によって支持をされるか否かは
国民の良識に任せたいと考えます。
 最後に内閣総理大臣による靖国神社への公式な参拝について、であります。この問題の
最大の争点は政治と宗教を分離した日本国憲法における解釈の問題であり、同神社がその
成り立ちから見て宗教施設であることは明白であり、内閣総理大臣がこれに公式なかたち
で参拝することの是非については内政の重要課題として今後の議論を深めたいと考えます。
従って当面の間、わが国の内閣総理大臣が公式に靖国神社を参拝することは致しませんが、
参拝を希望する内閣総理大臣小泉純一郎の心の中には「心ならずも戦禍に命を捧げた総て
の英霊に哀悼の誠を捧げ、合わせてわが国が二度と戦争を行なわない平和の誓いをするた
めのもの、その一心。」であることをどうかご理解賜りたいと思います。
01.07.26 一押し企画アップ
 一昨日の日記にも書きました、映画「あかね色の空を見たよ」のコマーシャルです。
是非ご覧下さい。
01.07.27 カラス狩り
 市内の南部地域でカラスによる農業の被害が発生していることから、農協では猟友会と
協力してカラスの駆除に乗り出した。
 簡単に言えば撃ち殺すということ。
 被害の内容は、作物を食い荒らす。散水用のホースやビニールハウスに穴をあける。子
どもが追いかけられた。声がうるさい。など。
 農協さんが自主的にやることですから私に何も言う権利はない。しかしおそらく多くの
効果は期待できないだろうし、じゃまになったから撃ち殺すというやり方にはどうも賛成
できない。センチメンタルなことを言うようだがカラスだってトキやオオタカと同じ生き
物だし、大繁殖してしまった原因は生ゴミの増加あたりにあるだろうからむしろ人間の現
代生活の負の部分を映し出しているとも言えるのではなかろうか?
 崩してしまった生態系とその元凶である人間自らの生活をかえりみることこそが銃を手
にすること以前に大切なことだと思うのだが、いかがだろうか。
 それにしても頭の良い相手である。人間が銃を手にしたとたんカラスは射程の外に出て
高見の見物を決め込んでしまう、と猟友会のメンバーの方は言っていました。
 以前こんな事件がありました。ある農家の方がカラスを棒で威嚇して追い払ったところ
遠く離れたその人の畑だけがカラスの集団に襲われてしまった。ということ。彼らはだれ
がどの畑の持ち主か、くらいのことは空から眺めて知っているのだそうだ。
 人間の業(ごう)の深さを一番知っているのが彼らなのかも。むしろ仕返しの方が怖い
ようにも思える。
01.07.28 最終日
 いよいよ選挙戦も最終日となった。長い闘いであったが、今日は県内の若手の市議会議
員達5名と、友人で候補者のK君の最後の街宣活動に同行した。
 果たして国民は小泉改革を支持し後押ししてくれるのだろうか?
 17日間の選挙を締めくくる街頭演説を桜木町駅前に設定したが、7時30分に駅前に
乗り込むとK明党のM候補の陣営が駅前を占拠。組織力では完全に力負けという感があっ
た。やはり無党派の支援に期待したい。
01.07.29 投票日
 朝・快晴の一日が始まった。投票率がどの程度まで行くのか?ワイドショー内閣の恩恵
   で高率をマークするのだろうか?

 昼・出口調査の一報が入る。意外にも各候補接戦。

 昼過ぎ・女房と共に投票へ。

 午後3時・出口調査で小林ゆたか候補有利の報が入る。

 夕刻・小林候補の選挙事務所へ、早くもマスコミ各社の放送車輌などの姿。スタッフの
    のこれまでの苦労をねぎらい出口調査の報告を待つ。

 午後7時・出口調査で小林候補が圧勝の見込み。事務所はマスコミの場所とりなど対応
      に追われている。

 午後8時・投票終了。事務所スタッフにホッとした空気流れる。ただ投票率が前回以上
      に低いのが意外。

 午後9時・ぞくぞくとつめかける支援者に事務所ごった返す。何人かの当確流れる。

 午後9時半・テレビにて小林ゆたか当確の報。2位に倍ほどの差をつけての大勝らしい。
       バンザイ! 事務所にやってきた小林泣く! 
 
                                  感想は明日にしよう。
01.07.30 終わってみれば
 参院選も終わってみれば自民党の圧勝。神奈川の歴史を塗り替える大勝を果たした小林
さんにはこの結果におごらずに、むしろ129万票を良い意味でのプレッシャーに変えて
これから頑張って欲しいもの。彼とはこの選挙を通じて本当の意味で心通じ合う関係にな
れた気がしています。私にとって今回の選挙での何よりもの収穫は、親しい友人が国会議
員になっていく過程に直近で立ち会ったことによって大いに触発されたこと。「小林君、
永田町で待っていろ!」って感じです。
 非拘束名簿式比例選挙という前代未聞の難解な選挙はとうとう女房にもうまく仕組みを
説明できないまま投票日を迎えてしまったわけですが、終わってみれば政党名で投票した
人が多かったこととやはりタレント候補と巨大組織代表候補が強かったという印象。
 ただ理解しにくいのは低かった投票率。この小泉ワイドショー内閣旋風のなかで、まさ
か前回を下回り史上三番目の低い投票率になるとはだれもが思わなかったのでは?
 もしや昨今の小泉人気、ただマスコミが過剰にあおり立てているだけで、実態はそうで
もない?なんてこと無いよなぁ。
 とにかく改革にむけて極めて強い信任を与えられた小泉さん。思い切ってやるだけやっ
てほしいものです。
01.07.31 靖国問題
 改革断行にむけて勢いづく小泉総理ですが、当面の間、靖国神社参拝問題が最大の政
治課題となりそうです。
 あなたはどう思います?この問題。私はやっぱり行くべきだろうなぁ。と思い始めて
います。「行く。」と明言して選挙を戦って、終わったら「やっぱり行かない。」では、
これはもうそれに対する批判、ダメージは計り知れないものがあるだろうし。行く。と
言った以上はやはり行くべきなんだろうなぁ。私人としてとか、柏手は打たないとか小
手先の工夫では到底今の国民を納得させることはできないだろうし。
 問題は公式参拝したその後か。
 この問題で小泉改革に悪影響がでるかも知れないし、目先の国益とかサッカーのワー
ルドカップ共催など、さしあたっての外交を考えると行かない(参拝しない)方が得策
であると議員としての私は思うのですが、一私人としての私は、そりゃやっぱり行って
ほしい。思想的に。日本国民としてのアイデンティティをこの際しっかりと総理に示し
て欲しい。
 そしていつまでもこの問題を引きずっていないでこの際しっかりとした決着を付けて
欲しいのです。折りに付けて中韓両国からこういった問題を外交カードのジョーカーと
して突きつけられて、その度に「金持ち喧嘩せず。」で譲歩してきた。というのがこの
国の実態ではないでしょうか?
 今日も初老の紳士と靖国問題の話をする機会があったのですが、氏いわく「中国や韓
国の安いものを輸入して裕福に暮らしている日本が、こんな問題で損をするのはばかば
かしい。」という趣旨のことを言われました。しかし戦争をも経験した人が・・・・と
絶句の思いでした。
 まさに金持ち喧嘩せずの発想そのもの。そうやって戦後56年。目先の利益にとらわ
れて問題の本質を先送りしてきた結果、国を愛せない無国籍な国民ををつくってしまっ
たとは言えないでしょうか?
 私としては総理が公式参拝をしようがしまいが、この際キチッとこの問題に一定の方
向を出して欲しいと思います。方策は国立墓苑の建設。総ての国民が思想や宗派にとら
われず国のために命を落とした総ての英霊に対して哀悼の誠を捧げられる場所を早く造
ることを望みます。私たちの祖先は決して世界に歯向かった逆賊ではないのですから。
 それとA級戦犯と言われる当時の指導者だけに戦争の責任を押し付ける気には私はな
れない。
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