03.10.30 感謝状
 毎年、海老名市制記念日には市内の各界で活躍された人を表彰する式典が行
なわれます。市議会議員を辞職した私はこのたび「自治功労」ということで、
感謝状を頂きました。
 うれしかったです、正直に。
 まだ政治を引退するわけではないし、表彰されたということより、半年ぶり
に公の席に出ることができたことが、やはりうれしかった。



撮影は、となりの席で同じく表彰を受けた三田高司氏。過去2回の市議選で共
にトップを奪い合った二人が共に引退をして、私は県議、三田氏は市長と別々
の道を目指すことになったわけで、書状を手渡してくれた亀井市長から「二人
のチカラでこの海老名のまちを良くして下さい。」というメッセージを頂いた
ような気がしています。(まことに手前勝手な解釈ですが。)

     
03.10.29 秋来りなば・・・冬近し
 トリプル選挙間近の海老名。私は毎日早朝から夜半まで市議選、市長選、衆
院選と多くの陣営から声をかけて頂き、演説会や街頭でマイクを握ったり、作
戦会議に参加したりと大忙しです。水を得た魚、なんて自分で言うのもどうか
と思いますが、やっぱり私はこの世界で羽を広げている、いや泳いでいる?時
が一番充実しているなぁ。と感じます。できればこんな時間がいつまでも続い
て欲しい。

 今は選挙の季節ですからこうして多くの方に相手にして頂けるのだけど、こ
れが終わったら市民の皆さんの政治や選挙の熱は冷めてしまうだろうし、自分
にとっては永い冬がやってくるのかなぁ。

     
03.10.25 草狩場
 市議選が間近に迫った海老名。私の地元の本郷地区からは今回だれも立候補
する人がいません。こうなったことの責任の多くは私にあるのですが、こうい
うことになりますと、私たちの地域には選挙用語で言う「草狩場」という状況
が発生します。
 あちらからもこちらからも各候補者の陣営がどんどんと入ってくる!そりゃ
もう10やそこらの数じゃない。ポストにチラシを投げ込む人、座談会を開く陣
営、一戸一戸訪ね歩く人たち。そんな光景が日々この地域で繰り広げられてい
ます。戸数こそ少ないもののどの選挙でも最も高い投票率を記録する地域だけ
にどの陣営もこの際是非取り込みたい、という思惑があるのでしょう。

 こんなこと、私が出ている時には考えられなかったことです。「地域対抗戦
みたいな古い選挙は止めにしましょう!」なんて普段は言ってる自分でありな
がら、こんな時になってなんだか自分の縄張りを荒らされているような錯覚に
おちいるのですから、誠にもって勝手ですよね。
     
03.10.24 野次馬
 もうすっかり肩のチカラも抜けぎみの私ですので、立場とか政見なんてこと
は抜きにして一庶民として単なる野次馬的感想を言うなら、おぼっちゃん大臣
に返り討ちを浴びせた道路公団の藤井総裁のことも、自分が出ていきゃ何とか
なるとたかをくくっていた小泉さんを一喝した中曽根さんのことも“実に痛快”
といった感じがしてしまうのだが、皆さんはどうだろうか。
 しつこいがあくまでも野次馬根性で言う感想だ。

 それにしても中曽根さんの件は単なる一政党の内部的な問題だろうにここま
で騒ぎを大きくするマスコミも性悪だよなぁ。「小選挙区から立候補しちまえ。」
とあおっているニュースキャスターもいたなぁ。あんた先日は「老害は排除せ
よ。」みたいなこと言ってたじゃないか!
 はたして自民党はこの問題にどう決着を付けるのだろう?中曽根さんは振り
下ろす場所などありもしないコブシを振り上げてしまって、どうするんだ?お
年寄りにこんな思いをさせちゃいかんよなぁ。小選挙区で立候補しようにも当
選は絶望的らしいではないか。

 それに野党の皆さん。ここぞとばかりに自民党を批判してるけど、自分たち
で稼いだ得点ではにいこと忘れないでよ!高級官僚と当の自民党のドンが稼い
でくれてることで、あなたたちはなんっにもしてないんだから!
 一っの政党が、定年制という内部的なルールでもめている、という極めて“
私的”な問題で、ニュース速報のテロップが流れるというこの国の異常さを見
ると、「やっぱりこの国に政党と言える政党は自民党しか無いのか?」って逆
説的に思ってしまうのだが。菅さん小沢さんどう思います?
     
03.10.23 公開討論会雑感
 市長選の立候補予定者をパネラーとした公開討論会が文化会館にて行なわれ
ました。
 主催者の発表では800名を超える来場者ということですから、百数十名の来
場者だった私のときに比べれば公開討論会に対する市民の認知度も上がったも
のだとうらやましい感じも致しました。
 ただ、どうやら主催者側の動員力が乏しく、来場者の多くは三つの陣営がそ
れぞれに支持者を動員したものと思われ、会の途中各陣営による拍手合戦のよ
うな現象が起きてしまったことは残念でしたし、そもそもダレに投票するか決
めてしまっている人たちばかり集めるなら討論会も意味の無いことになってし
まいます。
 予定者に対する私の印象を正直にできるだけ公平に記すなら、

@年齢、経歴、見てくれ共に市長としての“座り”の良さを感じた三田氏。
A時代の変革期に改革者(良い意味での破壊者)としての印象を与えた内野氏。
B36歳という年齢のわりにしっかりしているなと、安心感を漂わせた堀氏。

 といったところでしょうか。ただ、三人共通して言えることは、横文字や四
文字熟語による説明が多く、話が分かりにくかったこと。短い時間で自分の考
えを述べるのですから、まずはっきりとした結論を言って、その後に具体例を
交えた説明を加えるなどの工夫をして、だれにでも解りやすい発言を心がけて
欲しかったなぁ。と思いました。
 どの候補予定者もそこまでアドバイスできる参謀はいないと見た。
     
03.10.20 表彰
 市役所の秘書課から手紙が届きました。
 市制32周年を記念してあなたを表彰したい。とのこと。
 市議会議員をしていたことに対するものと思われます。
 まだ(政治生活が)終わったわけではないし、と少々戸惑いましたが、光栄
なことです、お受けすることに致しました。
     
03.10.17 ホームヘルパーの資格をとりに
     まとめて日記を書いてすみません。
     
 ホームヘルパーの資格を取るために今日から学校に通い始めました。通信教
育の部分もあり、分厚いテキストを何冊も読んでレポートを提出しなくてはな
りません。毎週の実技講習では実際に高齢者施設へ行き、シモのお世話など身
体介護の実習もあります。

 何事も勉強です。

 今日は初日、高校の新入生のような初々しい気持ちで教室入ったものの、20
名ほどの受講生で男は私ひとり・・・・トホホホホ ホ。
 朝から晩まで一言も口をきけなかった一日です。
     
03.10.16 もどかしさ
 衆議院議員選挙、市長選挙、市議選挙と海老名では選挙の季節を迎えていま
すが、うぅん・・・書けねぇなぁ。書いちゃいかん。色々と思いはあるが・・
俺みてぇなスネに傷持つ男が、下手にだれかを誉めたりすりゃぁ逆に反感持つ
人もいるだろう。もちろんけなしたりしてじゃまするわけにもいかなんしのぉ。
(なんでヤクザみたいな言葉になったんでしょ。(^^;ゞ )

 でも自分について今思うのは、「大儀を誤らず、作為せず、自らの出処進退
を明確にしていれば、やがて流れが向く時もある。我慢我慢。」そんなところ
でしょうか。
     
03.10.15 国際福祉機器展へ
 私もスタッフの一人に加えて頂いているNPO法人“神奈川県障害者自立生
活支援センター”のみんなと、有明(お台場?)の国際展示場で行なわれてい
る「国際福祉機器展」を見学してまいりました。

 まぁ気が遠くなるほどの広々としたスペースに何百というブースが建ち並び
介護用のオムツやクツなどのウェア類から、手すりや高級家具と見まごうよう
なポータプルトイレ、スロープ、家庭用エレベーターなどの住宅機器。そして
電動車イスや様々な改造車両などなど、本当にこの分野への企業の関心の高さ
と投資意欲の旺盛さを感じました。



上の写真奥に見えるのは一般家屋に取り付けるエレベーター。家庭用電源を使
用し、費用は約240万円。更に他のメーカーでは畳半畳ほどのスペースで取
り付けられ、費用も120万円程度のエレベターの展示もしていました。
手前は既存の階段に取り付けるタイプのリフトでこの手のものですと、80万
円程から設置することができるそうです。



 電動車イスというとオトタケ君の登場で一躍世間に認知されましたが、今主
流のマシーンは重さが何百キロもするゴツイもの。しかし、昨今では普通の車
イスに茶筒ほどの大きさのモーターを付けるだけのものや、写真のように電動
の前輪だけをカチャっと付けるだけで普通の車イスが電動に早変わりするもの
など多彩な機種が出ています。
     
03.10.12 お別れ会
 先日、私の職場の福祉施設から二人の方が退園され、グループホームに移ら
れました。一般社会により近い環境での生活が始まります。写真はそのお別れ
会の時のもの。
 どのような障害も同じですが、知的障害のある人が社会から離れた更正施設
で集団生活を送るより、少しでも自由に社会生活が営めるようにする、という
ことは大切な理想です。しかし、一方でとても心配でもあり、はたして数人の
障害者の人たちとわずかな支援の中で共同して自立した生活が送れるのだろう
か?スタッフの不安そうな顔が印象的でした。だって福祉を取り巻く現実は厳
しいもの、二人の退園者を見送ると同時に新しい入園者が入ってくる。つまり
もうあり人たちが帰ってくる場所は無いのだから。



     
03.10.11 かしわ台に相鉄ローゼン
 数ヶ月ぶりにかしわ台駅前を通りかかりましたところ、立派なスーパーマー
ケットが姿を現しておりました。かしわ台駅から東建ニューハイツにむかう途
中の左手ですが、さらに隣接する場所にスーパー銭湯やドラッグストア、ペッ
トショップなど複合型の商業施設も造られるそうです。
「海老名駅だけが海老名の駅ではありません。」し、上今泉地区なども含めて
「買い物する場所が無い!」と、以前から要望が上がっていた地域ですので、
このことはとても喜ばしいことです。ただこの場所一帯はかねてから区画整理
事業による面的なまちづくりが計画されて来ましたが、こうした小規模の開発
が虫食い的に先行してしまうとなると今後全体の整備は難しくなりますね。


背後に見えるのが東建ニューハイツ

     
03.10.10 辞職を回避?松沢知事 
 議会との亀裂を深める松沢知事。副知事の選任を巡る人事案がようやく議会
を通過したが、その内容は二点三転し、また水面下では知事の辞職も取り沙汰
される駆け引きがあったようだ。

 松沢知事は人事案を議会が否決した場合、長野県の田中知事のように、知事
VS議会という対立の構図を作り出し、そして逗子の長島市長のように辞職し、
再選することによって県民の信任我にあり!ということにしたいような狙いが
あったとか。

 まさかそんな、県民や県政を馬鹿にした辞職なんてありはしないだろうと思
いたいところだが、辞職をチラつかす知事サイドに対し、自民を始めとする野
党側には衆議院の総選挙も行なわれるこの時期“いざ選挙”となったらにぶつ
けるべきタマ(候補者)がいない。という弱点があったのではないか?そして
最終的にはまたしても松沢知事の提案を3名から2名に変えさせることで議会側
のメンツをどうやら保っての決着とあいなったようだ。

 まったく県民不在の議論だが。皆さんはどう思われるだろうか。

    
03.10.04 農村コミュニティー 
 私が生まれ育ち、そして現在も居を構えるのは本郷という、その名のイメー
ジ通りの、海老名で最も田舎な農村です。市内最も大きな面積にたった600戸の
家屋が点在しています。
 今日はこの本郷自治会主催によるソフトボール大会。6つの町内会に分かれ、
住民総出で楽しむイベントは毎年多いに盛り上がります。栗やサツマイモや煮
物など、持ちよりの料理に一升ビンの酒。フォアボール、デットボール無し、
盗塁無し、女性は2名以上参加の10人制という変則ソフトボールのプレーはむし
ろ酒のつまみだわな。

 農村特有の濃いコミュニティーがここにあり、それは時に現代生活にそぐわ
ないわずらわしさでもあり、またときに人を包み込む無尽のやさしさであるの
です。

     
03.10.03 公開討論会 
 11月9日に行なわれる海老名市長選挙への立候補予定者を集めて公開討論会が
下記の通り実施されます。
 私が候補者として壇上に登った県議選の討論会と違い、立候補を表明している
三氏全員が参加されるそうですので、この際に是非、先入観の無い公平な目で各
々の候補者を良く見て、その考えを良く聞いて確かな一票と4年間継続的な監視
(関心)を続けたいものです。
 
海老名市長選挙立候補予定者による公開討論会

日時   平成15年10月23日(木) 午後7時より
場所   海老名市文化会館大ホール
 
 しゃべることが上手いからといって良い政治ができるわけではありません。
 しかし、我々大衆に語りかける勇気と説得するチカラを持つことは政治家に
とって必要な能力だと思います。

     <立候補を予定している三氏のホームページ>

内野まさる氏 
http://www5.airnet.ne.jp/utino/
三田たかし氏 
http://www.sanda-takashi.com/
堀まこと氏 
http://www.horimakoto.jp

     
03.10.01 まちかどのひと 
 夕暮れの団地、スーパーマーケットを見下ろす細い路地の途中で思わず車の
ブレーキに足をかけました。
 のぼり旗を立て、スーパーの前でマイクを手に演説する若者。内容はともか
くも一生懸命通行人に語りかけようとする姿にしばし息を止めました。
 
 くるまを降り、青年の肩を叩き、健闘をねぎらい、そして半ば強引にマイク
をむしり取り、半年ぶりの一声。
「みなさん!!!今海老名の政治を変えようではありませんか!」

 ハンドルを握る手に汗がにじむ感触で幻想から我に返りながらその候補者の
横を通り過ぎました。
 焦り、ではないな。寂しさだな、この感傷は。みんなより先に夏休みをとり
終えてしまったサラリーマンのような。

     
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