04.07.31 海老名市議会防衛議員連盟が発足
 海老名市議会の議員11名により「海老名市議会防衛議員連盟(橘川芳夫会長)
が本日発足しました。「国家の防衛について学び、考えよう」という趣旨の任
意団体(勉強会)であり、国会議員の皆さんが色々な政策グループを作るのと
同じような感覚のものと受け止めております。イラク戦争を契機に防衛に対す
る世論の高まり(賛否を含めて)もありますし、有事法制の成立により地方自
治体も有事に備えて様々な取り組みをしなければならないことになってきてお
りますで、このような動きは自然な流れなのかもしれません。県下の各市議会
でも同様の団体が設立されようとしているとか。



 本日行なわれた設立総会には内野市長を始め地元選出の県議、代議士などが
顔をそろえ祝辞に立った内野市長は「私が市長になって市の広報に自衛官募集
の記事を載せることにしました。」という趣旨の話をされていました。

 有事とか防衛とか“語ることすでにタブー”だった時代が今大きく変化して
きているようです。

「防衛議連なんて!」と右傾化だとか軍国主義化だ、なんていうアレルギー反
応的な見方をせずに同会の活動と意識の高揚に期待したいと思います。また逆
に防衛思想の中に民族主義や国粋主義、帝国主義、侵略主義、覇権主義、そう
いった感情を持ち込まない「冷静で現実的」な防衛行政の発展に寄与して欲し
いものと思います。

 04.07.30 やる気のでる!?なすび
 となりの猫が子を産んだ!みたいなどうでも良い小さな出来事が新聞に載っ
ていたりすると「よっぽどネタ不足で困っているんだろうなぁ。」などと同情
したり、アホくさくなったり。私の日記もそんなふうに思われないように頑張
らなくちゃ!なんてね、思うんですが・・・・

 我が家の菜園に勇気とやる気を与えてくれる茄子(ナス)が登場!!!


























題名・「頑張れニッポン!!」

 かえって疲れさせてしまってすみません。(反省)
 04.07.27 外国人(らしき)犯罪の事例
 先日の国分南の商店で起きた殺人事件でも犯人らしき人物を、背が高くて肌
の黒い外国人ではないか?という目撃情報が寄せられているそうですが、時期
を同じくして私の知人の女性が褐色の外国人らしき3人グループに狙われる事
件が発生しました。

 内容は、銀行でお金をおろしたその女性がクルマに乗って走り始め、信号待
ちのときのこと、後続のクルマから三人の外国人が降りてきた。一人がすばや
く千枚通しのようなもので後輪に穴を開けると別な男が「パンク、パンク」と
言って助手席のガラスを叩く。助手席の上には大金の入ったカバンがあるのだ。
 幸いこの女性は故意にタイヤに穴をあけられる様子をミラーで見ていたため
不審に思ってクルマを発進させ、パンクのまま最寄の警察署まで乗りつけて難
を逃れたが、犯人の言う通りクルマを降りていたら・・・・と考えるとおまり
にも恐ろしい出来事である。

 どうぞこの日記を読んでいただいている方たちはお気をつけ頂くと共に、こ
の事例を多くの方にお話下さい。犯行の手口が知れ渡ることによって防げる犯
罪もあると思いますから。

 04.07.26 立ち上がる!!!
 去る23日金曜日、午後8時より11時まで海老名駅前での防犯活動が実施され
ました。活動の名称は「ほっとステーションえびな」、第一回目の今日は
私を含む有志の仲間とその呼びかけに応じて下さった20名ほどのメンバー
が駅周辺のパトロールと声掛け、ごみ拾いなどを実施しました。目的はもち
ろん防犯ということにありますが、コワモテの取り締まり活動のようなもので
はなくソフトに、仕事や学校から海老名に帰ってきた市民の皆さんが「あぁ海
老名に帰ってきて安心(ほっと)した。」と思って頂けるような雰囲気のまち
づくりを目指したいとメンバー一同考えております。



 本日第一回のパトロールには大和ガーディアンエンジェルスの皆さん(3名)
にもご参加頂き、歩道の歩き方、暗闇等チェックすべきポイント、嫌がらせな
どへの対応、そして青少年の喫煙や無灯火の自転車ななどへの声掛けの作法な
どご指導頂きながら実施を致しました。

 私たちはパトロールをしながら行き交う人たちに「こんばんは!防犯パトロ
ール中です。」と声を掛けるのですが、21日に国分南で痛ましい事件があった
ばかりということもあるのでしょうか、実にほとんどの方が「こんばんは。」
とあいさつを返してくれます。「ご苦労様、頑張って!」といった声もしばし
ば。大和ガーディアンの人たちも「海老名って市民の皆さんの反応がいいです
ねぇ・・・」と感心された様子。

 次回は8月の13日(金)実施予定で、その後毎月第二第四金曜日の実施が
予定されておりますが、今後メンバーを増やして実施回数を増やしていければ
と会では話し合っております。

 興味のある方は是非ご参加下さい。

8月26日追記:会のメンバーより
「長田一人でやっているように受け止められるような表現は改めなさい。」
という指摘があり、文章を若干変更致しております。

 04.07.25 ふるさとまつり
 今年も恒例の“えびなふるさとまつり”が盛大に実施されました。


写真は河原口のお囃子保存会の皆さん
女性陣のイナセな姿が印象的でした。
 04.07.24 水源環境税
 県民税に税を一世帯あたり平均約2.000円も上乗せして集めてそのお金を丹
沢の水源の森の環境保全に充てるという施策を県が議会に提案したが、県議会
はこれを蹴っ飛ばしたそうだ。
 理由は増税して集めた予算(毎年100億円ほど)を具体的に何に使うのか?と
いうことの説明が無いためだそうだが、これは至極もっともな話である。むし
ろそんなことも決めずに増税案だけ提案した県行政の神経を疑ってしまう。

 私もここのところ丹沢の環境保全を考えるために山に登ることが多いが、例
えば林道の建設一つとってもその存在がいかに環境を破壊しているか?という
ことについて考えさせられてしまう。実際丹沢の山奥には実に立派なアスファ
ルト道路が敷設され、ガードレール、路側帯、側溝、カーブミラー、標識、グ
レーチング等々、街中にもなかなか無いほどの人工物が山を切り裂いている。
砂防ダムの建設などもそうだがこの上我々から金を集めて、環境保全と称して
人工物で山を固められたられたのではたまったものではないのだ。

 知事と議会の対立は続いていて、それはとても無為なことという印所もある
が一方でこのように「ダメなことはダメ」と言える緊張関係が成立しているこ
とはとても良いことと私は思います。
 04.07.23 三十路の酒
 呑んではしゃいだ翌朝は 落ち込んだりもする 三十路かな   
                          おさだ進治・38歳

 呑んで、呑んで、呑まれて呑んで    楽しく酒を呑んではしゃぎ過ぎた
翌朝は、むしろ気分がブルーになったりしませんか?

 04.07.22 アイデンティティーを持って欲しい民主党
 私が挑戦した昨年の県議選挙で三人目の候補者が立候補しなければ勝てた。
というようなことは度々言われます。それを言えば昨年の市長選挙も同じよう
なことが言えるでしょう。
 しかし、選挙にだれが出ようがそれは自由だし、候補者である私にどうする
こともできない、すべきではないことと本当に思っています。

 ところで国政では民主党の岡田代表が社民党に対して“当選の見込みの少な
い選挙区では候補者の擁立を見送って欲しい”という強い要望を社民党に対し
てするそうだ。実際先の参院選でも社民党の候補が出ていなければ勝てた、と
皮算用できる選挙区がいくつもあったからとか。
 ここは“政権交代”という大儀を第一に足並みをそろえて・・・・というこ
とらしい。

 気持ちは分からないでもないが、「だから民主党はダメなんだ」と私などは
思ってしまうのだ。政権交代は確かに目的を達成するために超えなければなら
ない山。しかし、問題はそこで何をするか?ということであって、そこのアイ
デンティティーが民主党の中でしっかりとしていれば、その絶対性を国民に問
うとこができるし、思想信条ともに違う社民党に「候補者を出さないで」なん
て言う必要もないはず。第一そんなことを言って恥ずかしくないのだろうか?
護憲という立派なテーゼを掲げ、第三極を目指す社民党に対して失礼ではない
のか?

 先日のテレビタックルでハマコーさんは言っていた。「国民の皆さんも中途
半端なことしてないで民主党に政権を取らせてやったらいいんだ。どうせなん
にもできないことが分かるんだから。」と。くだんの話を聞けばその言わんと
することもうなずけてしまう。

 私も一市民として民主党には頑張って欲しいと思う。しかし、上記のような
ことを言っているのであれば、それはあくまでも“健全野党”として頑張って、
ということにならざるを得ない。国民の中にもあるのではないだろうか?自民
党に適度な肘鉄を食らわすだけの“当て馬”としての超消極的民主支持という
ものが。
 04.07.21 小野沢さんの死を悼み立ち上がります
 なんとも痛ましい、なんとも恐ろしい事件がこの海老名で発生してしまいま
した。国分南のオノザワストアーのご主人が白昼の店内で何者かに襲われ亡き
人となってしまった事件は新聞、テレビ等の報道で皆様もご存知のことと思い
ます。

 亡くなってしまった小野沢さんは、1年半前のあの私の選挙で、あの劣勢が
伝えられる私に対して「政治を良くしてくれよ。」と言って駅前の選挙事務所
を快く貸して下さったその人なのです。
 私が下手な野菜を持参して店先で立ち話をしたのは僅か二週間前のこと。
 突然の悲劇。被害者の年老いたお父さんや奥さん、三人の息子さん、妹さん
などご家族の気持ちを察すれば、私などは言葉もありません。ただ一人の市民
としてこのまちを恐怖のまちにしてはならない。そう決意を新たにし防犯の取り
組みに本格的に取組んでいくことにしました。
 
 ある意味で俺はキレた!こんちくしょう。

 急なお知らせですが、明後日23日(金)夜8時から海老名駅前中央公園を拠点
に周辺地域の防犯パトロールを実施することに致しました。かねてから友人た
ちと図っていた計画を実行に移します。心ある市民の皆さんの参加を募ります。
ご協力頂ける方は是非23日夜の駅前中央公園においで頂くか、私宛にメールを
下さい。

 こんなときこそ冷静に。自分に言い聞かせながら。
 
 04.07.19 変遷
 今日はヘルパーの仕事(ガイドヘルプ)で横浜に来ています。ハマの下町を
車いすを押しながら歩いているとこんな看板に出くわし、思わずパチリ。



 参院選が終わりました。UFJ銀行が東京三菱に統合されるそうです。バブ
ルがはじけて十数年、このめまぐるしい変化の中で政党も銀行も、どことどこ
がくっついて離れたか?その変遷を明確に記憶している人は少ないことと思い
ます。

 それでも私たちは変化を求めます。なのに世の中はちっとも変わらない。時
代の閉塞感だと不満を募らせます。でもこんなふうにしてこの10年ほどの世の
中の変化を振り返ってみればその激しさに記憶をたどるのも困難なほど。

 エレベーターを待つかのごとく、ヤカンの湯が沸くのを待つかのように、来
たるべき時を待つのはもどかしく、そして過ぎたる時を思えばその速さに戸惑
いすら感じます。(これを名づけて、時代の流れの逆ドップラー効果。)

 すでに満喫した夏のけだるさ 蝉の声未だ来たらじ。

 04.07.18 祭り
 祭りの季節!

 先週の有鹿神社例大祭に続き今日は門沢橋渋谷神社の祭と中新田諏訪神社の
祭、一服いれたら夜半より湘南夏の風物詩“浜降祭”へ倉見神社の神輿を担い
で繰り出します。


門沢橋渋谷神社神輿にて。このあと
神輿は相模川に入ってみそぎをし、
更に火の上を渡って宮入します。

 その他市内及びその近辺では25日のふるさと祭に市内全域の神輿が集まり、
翌週8月1日には柏ヶ谷大塚の祭、8日は厚木のあゆ祭、同じ日に昨年国分で新
造された神輿の渡御が行なわれ・・・・この夏も熱く盛り上がりそうです。
 04.07.17 アドマチック海老名
 門沢橋にスケートボードの練習施設を発見しました。大きな倉庫の中に写真
のような施設(呼び名はわかりません。)があり、子どもから大人までスケボ
ーの愛好家でにぎわっていました。



 04.07.16 反省坊主!?
 民主党の菅さんがアタマを丸めてお遍路の旅に出たそうだが・・・実は私も

 ワルサをして頭を丸めたわけではありません。なにしろ一日に二人、三人と
ご家庭を訪問して障害者の方やお年寄りをお風呂にお入れする「入浴介助の仕
事をする毎日、その度に全身汗だくになります。髪が長いのはとてもむさくる
しいし、特に天然パーマの私は髪が濡れるとクルクルのキューピーちゃんみた
いな頭になってしまいます。(爆)

 いっちょ久しぶりに坊主にでもするか!ってなもんで子どもの頃から行きつ
けの床屋へ行って

「坊主にしてくれ、五分刈り。」
 と言ったら、
「しんちゃん冗談だろぉ。」
「えぇ?いや本気。」
「止めときなよ次も選挙に出るんだろ?なにも坊主は・・・」
「落選中でもなきゃこんなこともできねぇよぉ。頼むわぁ。」
「後悔しても遅いよぉ・・せめてスポーツ刈とか・・・」
               中略

「こんな感じでどうよ?」 チョキチョキ
「いやもっと短く・・・・もっと・・・」


    
 仕上がってみたらスポーツ刈りと坊主頭の中間みたいな変なアタマに!周囲
の人に笑われて、結構ウケてます(笑)。
 でも当の本人はサッパリしていい気持ち。(∩_∩)ゞ
 04.07.15 県立高校再編統合
 母校県立座間高校のサッカー部が全国大会出場を決めたり、同級生だったチ
ューブ(歌手グループ)の前田君の歌がヒットしたり、後輩の女の子が書いた
本がベストセラーになったり、いくつになっても母校愛というのは薄れないも
のでそういったことの度に懐かしく楽しかった高校時代を思い出します。
 先日母校野球部のOB会で「県立高校の統合が進む中で私たちも母校を持た
ない卒業生になるかも知れません。」とみんなの前で話したらみんな真剣な顔
で話を聞いてくれました。
         
 さて、生徒の減少による県立高校の再編統合について、今朝の新聞報道によ
れば二つの高校を一つにする統合を22校において実施し、11校にするとのこと。
(県内の県立高校の総数は166校)9月の定例議会にてその対象校が発表される
そうだが、「ちょっと待った!」と言いたい。すでに中学3年生の教育現場では
保護者面談や学校見学などが進んでいる。多くの教室では中学生が担任に対し
て志望校を伝えて検討に入っているというのに、統合する学校を9月に発表して
いてどうするんだ?県教委!もっと子どもたちの人生を大切に考えてやってく
れよ。志望校を決心して受験しようとたら、その学校がなくなっちゃうんだっ
て!なんてことになったら、あなたが受験生だったらどう受け止めるのさ?

 04.07.12 参院選
 選挙というのはやればやるほど分からない。まったく分からない。今回の参
院選挙の結果について総括を試みたものの様々な考察が頭の中で入り乱れてど
うにも文章になりません。

 その考察というのをブツ切にしてみると以下のようになりました。

@自民大敗と言うけれど、自衛隊のイラク派遣、年金改革その他大問題に踏み
 込み、世論の反発を招いたはずなのに、そのわりに自民党は負けなかった。
 つまりしっかりと支持している分厚い支持層もある。と言えまいか?

A民主躍進を支えた有権者の実態は「なんとなく民主」という消極的支持のた
 まもの?

B自衛隊派遣や年金問題に対して国民が反発したなら共産や社民の票がもっと
 伸びて良いはず。やはりそれらはマスコミが言うほどの争点ではなかったの
 では?

C自民衰退は小泉さんのダシが出きってしまったため。と言ってもそれは政策
 的な意味ではなくビジュアル的な意味で。

D民主岡田代表のクールなフェイスには今までの政治に無い匂いを感じる。こ
 れもあくまでもビジュアル的な意味でだが、小泉人気に替わって当分岡田時
 代は続く気がする。

E年金問題を未納問題にすり替え、あげく自らの党首も辞任してしまい、ご乱
 心の中で自民、公明と三党合意してしまった民主の茶番劇。それでも選挙に
 勝ってしまうという不思議。

F自公連立の中でしっかりと自民候補の集票を果たした公明に対してそれに見
 合った票を公明に返すことの出来ない自民。その計算に合わない関係は今後
 も続くのだろうか?

G国民が望んでいるのは二大政党になればそれで良いということではなく、そ
 の結果として政権の交代が実現すること。言うだけだったらダレにでもでき
 る。これからが民主の真価が問われる時。

Hそれとも、適当に自民にお灸をすえつつもやっぱり政権は自民党でなきゃ安
 心できない。今回の選挙はそんな国民のバランス感覚の成果か?

 04.07.11 御礼
 気が付けば、当ホームページのヒット数がトップページのカウントで6万を
超えておりました。さらにこの日記へのアクセスはその倍の数に迫っています。

 海老名という限られたエリアの中で読んで頂いている結果ですのでその数に
は驚きと感謝の気持ちでいっぱいです。

 しかし一方で、大した内容ではないし・・・・あまり注目されても、と戸惑
う気持ちも“大”。

 04.07.10 失言
 介護の世界もなかなかどうして、難しいことがたくさんあります。
 今日は筋ジストロフィーの50歳代の男性方を訪問し入浴介助をさせて頂きま
した。ベテランの先輩ヘルパーと二人その方をご自宅のお風呂に入れて差し上げ
たのですが・・・・

 終わってから、私に対する先輩ヘルパーの評価は厳しいものでした。先輩い
わく、「長田の介護は力もあるし動きも早くて概ね合格。しかし、言葉の端々
に相手をお年寄り扱いする傾向がある。」との指摘を頂きました。

 どうやら障害者介助の際にはありがちなことらしいのですが、障害者に対し
てまるでお年寄りと接するような錯覚をして態度に表してしまう。相手にとっ
てそれは不愉快なことなのだ。

 しばらく「どういうことだろう?」と自分のヘルプを思い起こしてみたので
すが、例えばこんな言葉かけに問題があったらしいのです。

「それじゃ○○さん、毎日暑いから無理をしないでね。」
 肩に手をかけながら発した私の言葉。

 80歳、90歳のお年寄りならこのような言葉かけも違和感は無いが、50歳台の
男性となると当然プライドにふれる言葉なのだ。もちろん健常な50歳代の男性
に私がこう言ったら「なれなれしく失礼」という印象を与えるだろうし、私も
そういう言い方はしない。従って障害を得た方も当然にそれと同じことであり、
健常者も障害者も同じ態度(言葉かけ)で接しなければいけないのだ。と教え
られたのです。
 さらに相手がたとえお年寄りであってもこのような年寄り扱いした言葉かけ
はプロとして失格なのだそうです。

 何事も仕事となると難しいこともありますね。

 04.07.08 やもり
 南国ベラウ共和国の現地民の家で天井に張り付くヤモリを眺めながら、遠い
祖国を思い、夜を過ごした青春時代は、もう20年も前のこと。

 ヤモリはご存知ですよね。トカゲに似ていますが野外には住まず家屋の壁な
どに張り付いて生息し、灯火に集まる虫を食べています。カエルのような丸い
吸盤のついた足と地味な色が特徴ですが、最近これを良く見かけるようになり
ました。スナックのネオン看板に張り付いていたり、民家の軒先にいたり、、



 今朝は女房の悲鳴の向こう側で平然とサッシに張り付く固体を我が家では発
見しました。生態系の変化?だろうか。私の経験では子どものころからトカゲ
やカナヘビはよく見かけたがヤモリについてはそうそうお目にかかることは少
なかったように思うのだが・・・・・良いことか悪いことかの判断は私にはで
きませんが、少なくともこのヤモリ、人間に対する害は無く、愛くるしい容姿
とそして害虫を食べてくれることなどからすれば、敵視する必要はまったく無
い存在です。
 中国では壁虎と呼んで“福をもたらす存在”としているし、日本でも家屋を
守るという意味で“屋守(やもり)”という名前が付いたという説もあります。

 余談ですが、近年コウモリも良く見かけるようになりました。日没後海老名
駅前の国分関免交差点あたりで街灯の周辺を見てもらえばたぶん必ずパタパタ
と、鳥とは明らかに違った飛び方をする数匹のコウモリに出会えます。相模大
橋付近に行けばそれこそ大群さえ見かけます。

 コーカサス大カブトというグロテスクなカブト虫がスーパーでも売られてい
ます。このカブトが日本の雑木林で発見されたというニュースに怒りと不安を
感じます。ホームセンターやお祭りの屋台で売られているミドリ亀、どうか飼
うのは良いけど飼いきれなくなって川に逃がすのだけはよして下さい。何しろ
数年もすれば手のひらに乗らないほど大きくなって蛇のような長い首を突き出
すミシシッピー川生まれの彼らですから。

 04.07.07 七夕
 平塚の七夕と言えば思い出す傷痍軍人の姿。華やかな七夕飾りの下にゴザを
敷き、白装束の数名が、ある者は片足で松葉杖をつき、ある者はめしいた顔に
包帯を巻き、またある者は土下座をするように路面にひれ伏す。アコーディオ
ンの音、募金箱、哀れみを請う墨の筆文字。

 少年ながらに怖くて仕方の無い風景がそこにはあり、見世物小屋、みどり亀
ハッカパイプに緑色したひよこまでが恐怖に映ったものでした。

 30年前にはそれが、いやそれでも福祉と言ったのだろうから実に隔世の感が
あります。

 そう言えば、催しの時にはプラカードを掲げて「あなたは罪びとです。」と
大音量で布教していたキリスト教の団体は今どこに行ってしまったのだろう?

 04.07.03 乙武くん
 「同情して頂く必要はありません。参考にして欲しいのです。」と学生時代
に書いたノンフィクション「五体不満足」などで知られる乙武ひろただ君が綾
瀬の文化会館にやってきてトークショーを行ないました。

 私も会場に足を運び彼の話を聞いてまいりました。会場には近隣の多くの障
害当事者や支援者の人たちも詰め掛けて満席でしたが、多くの人たちが彼に期
待した「福祉や障害にまつわる話」は残念ながらほとんど聞くことはできず、
彼が現在職業とするスポーツライターとしての話題がほとんど。逆に前出の本
を「あまり好きではない。」と言いながらやんわり「僕はあまり福祉の話はし
たくありません。」といった感じでした。

 彼自身、あの小説によって作られた「良い人」という偶像に相当悩まされて
いるようです。「ぼくはそんなに良い人間ではなく普通です。」とテレビ番組
でも語っていましたが、確かに世には障害者だからみんないい人だろう。みた
いな期待があって少しでも悪態をついたりわがままを言えば「障害者のくせに」
とこき下ろされるような偏見はあると思います。まあ政治家だからみんな悪い
やつ。みたいに思われる我が職業と比べてどちらが・・・と言えば微妙だが。
 芸能人にもよく居ると思いますが大衆の中に出来上がった偶像としての自分
と現実の自分とのギャップに悩む人がいます。そういった人はとても正直な人
なんだろうなぁと思うのです。

 28歳の普通に恋もし、普通に悩み、普通に怒り、普通に笑っている、とても
さわやかでユーモラスで才能に満ち溢れた青年の話を聞き、それはそれでとて
も後味の良いひとときだったなと思いつつ会場をあとにしました。

 04.07.01 13歳のハローワーク
 村上龍が書いた本が本屋の平積みで売られている。「13歳のハローワーク」
少年少女のために将来どんな職業に就くのか?就きたいのか?そういうことを
考えやすくするために何百もの職業の内容を大まかに分かりやすく解説してい
る2,600円もする本である。
 
「こんな高いカネ出してこの本を買う13歳がいたら、そりゃもうその時点で就
職内定だわなぁ。」などと一人皮肉りながらページをめくってみた。看護婦、
警官、美容師、ヤクザ、プロレスラー、パイロット・・・・・etc  
 やはりこんなとき、だれでも自分の職業がどんなふうに紹介されているのか
気になるところだろう。
「政治家」・・・・とても悲しいことだが、あまたある職業の中でこの作家は
政治という職業を唯一こう紹介している。

「もしあなたが13歳ならば政治家にはなろうと考えるべきではない。」と。
 なんと職業蔑視も甚だしいことではないか。

    以下立ち読みの感想なので詳細には多少の違いがあるかも。

 作家はこう解説する。政治家とは社会にある色々な意見や利害を調整する役
割であり、当然全ての人の希望を全てかなえるということは不可能だから政治
家とは必ず誰かに怨まれるワリの合わない仕事である。世界でテロに遭って死
ぬ人間の半数以上が政治家だ。
 
 と言うのだ。

 ところが、今の日本の政治家がみんなそのワリに合わないはずの仕事をやり
たがるのは戦後の日本が奇跡的な経済発展を遂げ、物質的な豊かさの中でかな
り多くの国民の希望を満たすことができ、怨まれることが少なかったから。

 だそうだ。

 本来政治家というのは子どものころからなりたくて目指すものではなく、例
えば福祉の分野で働くとか環境の分野で実績を残すとか、あるいは企業の経営
者として会社を見事に蘇らせるなどの経験をした人が、その経験を踏まえて社
会のために役立たとうとか、自分の分野を守ろうといったことのためになるも
のだ。もし13歳のあなたが政治家になろうと思ったなら、まず福祉でも環境で
もそれぞれの分野で働くべきだ。

 若い頃から政治を志した私自身の人生をかなりの部分で否定されてしまって
いる内容ではあるが、しかし確かにその通りだとも思うのだ。

 7月になりました。世は参議院選挙の真っ盛り・・・らしいのだが、どうも最
近この選挙というのが茶番に思えてしまうです。それは私自身の志に陰りやマ
ンネリが宿ったゆえか?それとも市井の水に洗われて、こんな私にも市民らし
い感覚が身につき始めている、ということなのか?

 今月は川柳
     ウグイスの 声すら遠い 参議院  しんじ
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