00.11.1 ついに会派分裂!
 海老名市議会の最大会派政風クラブ(10名)が分裂。本日づけで四名が脱会を致しまし
た。私的なコメントをさしはさみますと感情が事実をゆがめて伝えてしまう恐れがあります
ので客観的な事実のみお伝えします。
 本日午後1時より行なわれた政風クラブの団会議において、森田完一、市川敏彦、鈴木惣
太、渡部美憲の四氏より脱会の申し出があり、我々は全会一致でこれを承認。同日付で正式
に四氏の脱会の手続きがとられました。これまでの間、脱会した各議員から会議などの場で
それらに関する相談や意見はまったく出されておらずここ数日の間に吹き上げた唐突な脱会
劇に我々も困惑をしております。
 本日脱会の理由を述べた森田氏は「諸般の事情により脱会します。」と語るにとどまり、
その理由が公式に明らかにされることはありませんでした。
 昨日まで同志としてやってきた仲間からみくだりはんを突きつけられた気分は言葉にしよ
うもありませんが、脱会した議員が総て一期生の議員であるという客観的な事実からすると
我々の会派運営に問題があり、沈黙する彼らの意を汲み上げることができなかったというこ
とであろうと考えられます。私としてはその点について率直に反省し、今後の会派の運営と
議会活動に活かして行きたい。と思う次第であります。
 
 ここ数日この問題で人間不信にも陥りそうなくらい悩みましたが、むしろこれでスッキリ
したような気持でおります。今後は少数会派で冷や飯を食うことになると思われますが、初
めてのことではありません。むしろその方が体制に踊らされず、思ったことをハッキリと主
張できるという意味では本来の議員らしい活動ができそうです。「最大会派の最大与党」な
んて、思えば俺のガラじゃねぇもんなぁ。
 たとえ一人になっても主張すべきは主張するという気持を保てたのが今回の収穫です。
 メールで励まして下さった皆さんに心より感謝申し上げます。
00.11.2 議会と市長の距離
 市長と議員とどう違うのだろう?そこには大変大きな違いがあるのだが、どうも世間
一般にはどっちも同じ政治家の一種というような捉え方をしている人も多いようだ。例
えば市長のほうが偉いとか上、とか議員は数がいっぱいで市長は一人、みたいな単純な
捉え方もあれば、「俺は市長与党の議員だ」と変な発言をする議員もいる。
 そもそも市長とは行政を執行する責任者で名実ともに行政と市民の代表である。そし
て議会(議員)はその市長(行政)の行いに対し意見を述べ、チェック(監視)する立
場にある。市の法律ともいえる条例を制定することができるのは議会だけであり、一年
の予算を決定する権利も議会だけに与えられた権限である。
 ごくあたり前のことだがその基本的な立場の違いを理解していない人が多いように思
う。判りやすく例えると私たちが家を建てる。信頼する大工さんに建設を依頼するわけ
だが、この家を建てる施主こそ市民であり、大工の棟梁が市長という間柄に等しい。そ
して大工の職人が市の職員で棟梁は施主の要望に沿った建物を腕利きの職人をつかって
建てていく。しかしこの棟梁も人間である。時には手抜きをしたり、頼んでもいないの
に「ここはこうしなきゃダメだ。」と勝手に設計を変えてしまうこともあるかも知れな
い。なにせ相手は棟梁、素人の施主が何か求めようとしても専門的なことは判らない。
そこで施主は設計士や住宅販売会社の専門家に依頼してその建設作業を監督してもらう
わけである。現に私が自分の家を建てたときもこのようにした。
 設計士とは予算の問題や材質、工期など様々な点について理解しあい、設計士が専門
家の立場で棟梁との話あいに臨む。私の家でもそうだったが、設計士が真剣に取り組む
ほど棟梁との仲は険悪になる。それはそうだ立場が違うんだから仕方がない。しかし互
いにそれを乗り越えて仕事をするのがプロというもの。
 しかし時としてありがちなのがこの設計士と棟梁の馴れ合いである。施主そっちのけ
で仕事が進められ、満足の行かない出来栄えに法外な請求書が来てはたまらない。
 これはあくまでもたとえ話だ。
 しかし市民と議会と市長の関係そのものではなかろうか?私たち議員が真に市民の信
託に答える仕事をしようとするならば市長との“良好な距離”を保つことは絶対に必要
なことである。前出の議員殿のように市長与党を公言し「俺が支える」みたいな感覚で
はいけないのだ。例えば日本の国会のように議員の中から首相を選ぶような制度なら与
党野党の関係は成り立つ。しかし議員と市長が別の選挙で選ばれる我々地方自治体の場
合、本来与党も野党も無いのである。
 昔は議会も市長も馴れ合いの風土があり、予算編成の時期には古株の議員に「先生の
地元にはこことここに予算を付けますから」みたいな根まわしがあったと聞く。議員も
やたらに市長室を訪ね、「俺方の道路を舗装してくれ。」などと求め、予定してもなか
った工事がトップダウンで行なわれることもあったと聞く。もちろん昔の、他市の話だ。
今でもそんな昔日の思いにかられ、かつての根まわしを期待しているかのような不遜な
議員の発言に出くわすことがある。何度も言うがよそのまちのことだ。

 今や我が海老名市も良識派の市長を迎え、かつては保守の大会派のみを対象に行なっ
ていた予算案の事前説明も各派平等に行なわれるようになった。言わば市長と議会の良
好な距離感が保たれているということだ。
 この間合いを大切にしたい。
00.11.3 おかげさまで35回目の誕生日を迎えました
 昼間から結婚式に出席したり夜は夜で飲み会がありましたので誕生日を祝ってもらう
ような余裕は今年もありませんでした。
 文化の日が誕生日で明治の天皇陛下と同じだと子どもの頃聞かされ、礼宮様と同い年
ということもあってか、なぜか心の中で「俺は皇室の一員なのではないか?」と思って
いた。「いや絶対そうだ。何かの間違いでこの家につれてこられたんだ」真剣にそう思
っていたのである。「だから俺だけ家族の中で一人だけ天然パーマで左ききで・・・・」
まったく根拠にならない、皇室に対して実に失礼な話だが。
 今思えば不思議な少年であった。
 35歳、人生も折り返し地点に差し掛かったといったところか。高橋尚子選手ならま
だまだガマンのレースをしているところだ。
00.11.4 私のふところ
 先日神奈川新聞で県内各市町村の議員の報酬と調査研究費が報道されたことで、政治
家の活動と報酬のあり方について市民の感心が高まっているようです。
 これは大変良い機会。だと思います。議員ははたしてどこまで仕事をすべきでしょう
か?余計なことをせず議会の議論に加わり、意見を述べ、賛否を明らかにする。ウン、
とりあえずそれだけでも議員としての最低限の仕事は果たしたことになるでしょう。し
かしそれだけでよいのか?更に社会に飛び込み、行動し、世論を形成し、行政を動かし
ていく。というような行動も求められているのではないか?もちろんこれには風当たり
も強いし、敵もでき、冷ややかな反応にも出くわすことになるが、少なくとも多くの議
員は選挙の際にはそのようなことを口にして出てきているのではないだろうか?
 現状では積極的に行動することをせず、議会での審議と住民陳情の処理をもって議員
活動とされている人が多いようだが。
 それらの多くの議員が「行政評価制度」の導入!なんてことを叫んでいる。行政の諸
事業とその成果を客観的な数値で評価する制度を導入せよということだが、当の議員は
もらっている報酬に見合った仕事をしていると胸を張って言えるのだろうか?

 このたび当ホームページでは市政速報のコーナーにおきまして「議員のふところ」と
いう特集を組みました。私、おさだ進治の年俸がいくらでそれをどのように使っている
か、など積極的な公開を試みたつもりです。是非ご覧下さい。
00.11.5 以前にも書いたかな?
 今日は電車に乗りました。日曜日だが連休ということもあってか日中でも相鉄線は結
構な混雑。大和を過ぎた頃私の席から少し離れたところで事件は起きた。(少しオーバ
ー)おばあちゃんに席を譲ろうとしたこれも初老の男性。「どうぞ」 「いえ結構です
。」 「・・・・いやいやどうぞ」 「すぐ降りますので結構です。」 「いやそう言
わずに、私もすぐ・・」「いやすみません・・・」
沈黙    周囲の感心はすっかりその光景のクギ付けである。席を譲ったおじさんは
一度立った席へ座れずただ立ち尽くすばかり、込み合う電車の中にポカリと空いた席に
気まずい空気が漂う。席を譲られた女性もまだ席を譲られるほど年老いてはいないのか
も?などとこちらも気が気ではない。むしろショックなのはこの女性の方か?

――――――― 次の駅までの時間はそれはそれは長かった。―――――――
 私も電車の中で何度もお年寄りやあかちゃん連れの親子に席を譲った経験がある。と ころで皆さんはどうだろうか?というのはそのうちどのくらいの割合で相手は座ってく れたか? 私の場合は半分に満たないだろうと思います。あの断られたときのことを思 うとなかなか次からは席を譲る行為は難しくなります。まして最近の年寄りは年寄りな のか若いのか外見で区別するのが極めて難しい。私など最近では黙って席を立つか寝る より仕方が無い状態である。  ときどき新聞の投書欄などで車内で席を譲らない若者をなじる記事を目にしますが、 「席を譲ろう」という運動の前に「席を譲られたら座ろう」という運動も必要なのでは?
00.11.6 やっぱりそういうことかぁ
 議会で私が所属する会派、政風クラブから四名が脱会したことは先日お伝えしましたが
本日その四名が他の会派のメンバーと合同し新会派が結成されたとの通知がありました。
 もちろん四名の方たちが脱会されるときに他のグループと組むというような説明は一切
なかったのですが、やっぱりそういうことか。という感じです。
 この先肝心なことは・・・議会の中にシコリを残して市政の停滞を招いてはならないと
いうこと。しばらくは反省と自重の日々です
 今回も客観的な事実のみご報告します。

《新しい最大会派》 名称・海老名市議会平政会  代表・三田高司氏
  メンバー 森田完一氏 坂本俊六氏 橘川芳夫氏 高橋進氏 鈴木惣太氏
       市川敏彦氏 渡部美憲氏             以上8名

これまで新政会という会派で三田氏らと行動を共にしていた外村氏は無会派の矢野氏と二人
で新会派市民クラブを結成。
00.11.7 立冬
 いよいよ冬、ですね。
 一年過ぎるのがはやいですね、もうすぐそこにお正月と21世紀。

 今日、海老名市議会各派代表者会議。選挙から一年が過ぎ、議長を始め各役職の改選に
向け協議がスタート。ある意味では議会が一年で一番ホットになる季節です。
00.11.8 まいったなぁ
 このページもおかげさまで開設して半年、3000ほどのアクセスを頂きました。ざっと数
えて、毎日20人くらいの人がのぞいて行ってくれるということ。感謝の気持でいっぱい
です。しかしどうも見に来て頂いて下さっている方の中には海老名市の職員の皆さんと同
業の議員さんが多いらしく、よく仲間の議員さん達に冷やかされます。
 職員の方たちはともかく、議員さん達に見られるのはなんだかやりにくいなぁ。
00.11.9 おれもミーハー!?
 関東地区の自民党系の若い議員が横浜に集まりまして、これからの政治のあり方につい
て熱い議論を交わしてきました。
 現状の自民党政治に対する不満や改革案が噴出し、古い体質の今の執行部には未来がな
い。若手が政治を変えられるシステムを作らなければダメだ。という意見で一致。今後以
下の要望を党の執行部に突きつけていく方針を確認しました。

 @自民党の所属議員に定年制を設けること。

 A現職優先、年長者、二世、官僚優位の党本部主導の候補者選びを廃止するため、各選
  挙区ごとに党内で予備選挙を実施して公認の候補者を決めること。

 などです。

 自民党の明日を創る会からも河野太郎氏、山本一太氏など、今をときめく若手のホープ
達もやってきました。
 その山本氏が「無党派層がどっと民主党の落下傘候補に流れる現象が理解できない。ど
うしてでしょう?」なんて言ってるもんだから、私が「そもそもあなたは自民党という政
党が実に多くの無党派(浮動票)によって支えられていることを理解していない。高いと
ころばかりから選挙を見下ろしていると判らないかもしれないが、有権者に対して寝てい
ろなどと無神経なことをのたまう総理がいるからせっかくの支持層が反対側へ流れただけ。
(要約)と申し上げたのだが、なんだかよく判らないというような顔をしていました。
「本心を言えばこの俺だって無党派だ。」と言いたかったしそう言えばいくらか理解して
もらえたたのかもしれないが、さすがに今をときめく若手国会議員の“先生”にそれを言
うのは控えました。

―――――――――――――――― ところで ――――――――――――――――
 そんな生意気を言いながら・・・・その場にやってきた小渕優子氏(小渕恵三前総理の 娘)から握手を求められ、つい浮かれて「頑張ってください〜。」なんて言ってる私。  やっぱ俺もミーハーだなぁ
00.11.10 小田急線、厚木駅・海老名駅間の高架化が決定
 厚木駅から海老名駅にかけての小田急線の踏み切りが朝夕のラッシュ時には渋滞発生の
原因となっています。海老名市では市域を二分するこの線路を高架化するよう、県に対し
て求めて参りました。
 県ではこのほどこの工事を行なうことを正式に決定、すでに詳細の設計を進め、来年度
から工事に入る方針を打ち出しました。概ね5年程度の工期を要するものと思われますが
完成すれば市の南北の交通のアクセスは大いに改善されるものと期待できそうです。
00.11.11 がんばれ加藤紘一
 内閣不信任案に同調する姿勢を見せている加藤紘一氏に大いに期待したい。そもそも不
信任は野党だけの専売特許ではないはず。問題発言を繰り返す総理を多くの国会議員が心
の中では「辞めて欲しい」と思っているのに、自民党という巨大政党の中に入ると何もい
えなくなってしまう現状はどうも異常に見える。やはり自民党が自分で蒔いた種なんだか
ら自分で刈り取らなければならない。そういう問題だろう。

――――――――――――― そこで一考 ―――――――――――――
 ・森さんの問題発言の問題点について  国家の舵取りをする政治家が国にとって大切なことや思想的なことを言葉にするときは 国民のだれが聞いても理解できる言葉と態度で伝えなくてはならない。それが務めであり、 政治家にとって最も大切な素養であると思う。  例えが的確かどうか判らないが、石原慎太郎氏の場合、その言葉は重くしかもかなり正 確に我々のもとに届く。我々は石原氏と話をしたわけでもないし、本の一冊も読んだわけ でもないのにこの人の考えていることを実によく知っている。(ような気がする)意見が 明快で判りやすく、そしてその思想が首尾一貫していれば、以心伝心伝わるものがある。 ということ。つまり同氏の場合、大衆に語りかける技量は現代の政治家の中でもズバ抜け ていると思うのである。  「of the people.by the people.for the people 人民の人民による人民のための政治」 なんて言葉は、判りやすく、そして示唆に富み、国民の心をつかんだ名言だが政治家が発 すべき言葉の最高な手本だと思う。  一国のリーダーが発する言葉ともなればいつもそんな輝きを持っていなければいけない のではないか?  一方森さん。別に悪い人とは思わないが、思いつきやリップサービスのつもりで何か言 っては「そんなつもりで言ってはいない。」と釈明を繰り返す。揚げ足をとるマスコミも やり過ぎだとは思うが、発言のいくつかは明らかに森さんの能力の不足が原因となった失 言である。能力の無いひとは早く替えなければいけないのだ。  ともあれ加藤紘一氏の決起に期待したいし、多くの良識ある自民党の国会議員がこれに 賛同し、自らの自浄作用を発揮されることを祈ります。
00.11.12 OFF 町内会の一泊旅行です
 以前にも書いたかと思いますが、地元の町内会に若い人達の親睦を目的とした会があり、
今日と明日一泊の旅行です。(私は幹事)
00.11.14 臨時議会招集
ただ今午前7時30分
 二度目の選挙に当選してから今日でまる一年。毎年この日に臨時議会が招集され、今後
一年間の議長をはじめとした議会の役職が決められます。新しいワイシャツに袖を通して
気分新たにこれから議場へ向かいます。
 今年どのような役目を頂けるかまだ未確定ですし、申し上げられませんがどのような役
となっても全力で尽くす覚悟に変りはありません。 
 正式に決まり次第ご報告申し上げます。

―――――――――――― PM4:00 ――――――――――――
 帰宅・先ほど本会議が終了し「文教社会常任委員長」を拝命致しました。この委員会は 海老名市の教育と福祉、保健の諸問題について審議し、意見を述べる委員会で私が初当選 以来一貫して所属してきた委員会です。5年間の活動の集大成として今回委員長を務めさ せて頂けることとなり、まさに身の引き締まる思いが致しております。  その他今後の主な役目   ・基地対策特別委員会委員(基地周辺の騒音問題等への対応を協議する委員会)   ・議会運営委員会委員 (議会の運営について各会派の議員と協議する)   ・広域大和斎場組合議会議員 (海老名、大和、座間、綾瀬の各市共同で運営する大                  和斎場の議事を審議する) なお、議長を始めその他の各役職の改編については近日中に市政速報のコーナーでお知ら せ致します。
00.11.15 休肝日
 ひと荒れあった議会や町内旅行、青年会議所活動などこのところ毎夜酒の飲みすぎで
内臓がグロッキー!しかも忘年会のお知らせなんてのがそろそろ郵便受けに舞い込み始
め、こりゃいかんなぁ。
 そんなわけで今日は休肝日。久しぶりに家族で晩飯を共にするが、秋の夜長。午後
10時ともなれば家族もみんな寝静まり、夜ってこんなに長かったのかぁなんて思った
りして。家の中をウロウロ。気が付けば冷蔵庫を開けて缶ビールを眺めていたりして、
バカですねぇ。
 こんな夜は読書の秋。わが愛読書、人生のバイブル、「浮浪雲」(ジョージ秋山)を
引っ張り出す。(マンガですが・・・)

         “小事は気にせず、流れる雲のごとし”

                         良い本なんです。
00.11.16 パンが無ければケーキを食べなさい
 新聞記事の受け売りである。
 パンを食わせろ!とベルサイユ宮殿に押しかけた群衆に「パンが無ければケーキを食べ
ればいいのに」と言って王妃マリーアントワネットは民衆の怒りに火をつけたそうだが、
わが国の森総理はAPECで、電気もないところにITは普及しないと訴える途上国に対
して「電気が無くとも携帯電話がある。」と言ってひんしゅくをかったそうだ。
 発言の真意はわからないが、そのわからないところに問題がある。マスコミの興味本位
の報道に身を委ねるしか能のない首相は本当にITを知っているのだろうか?
 別に加藤紘一氏を首相に推挙するわけではないが同氏のホームページは凄い。デザイン
などのできだけでなく。日々刻々と加藤氏の生の思いが伝わってくる。「このホームペー
ジは私加藤紘一そのものです。」と言い切る氏は実際毎日PCと向き合うのが日課だそう
だ。IT革命は21世紀のわが国の命運を決する重大政策だが、これもこうして使いこな
している人が言って初めて真実味を帯びてくるのだと思うが、当の森氏はケイタイの使い
方をつい先日女子高生に教えてもらったばかりだ。
 自民党の亀井静香氏は「森さんが何か悪いことをしたか!」と怪気炎をあげているが、
悪いわけではない。ただ適任でないと思うのだ。

加藤氏の公式サイトはこれです。是非見てみて下さい。

加藤紘一オフィシャルサイト
00.11.17 選挙管理委員
 前代未聞の事件となった海老名市の市議会議員選挙・開票ミス問題はいまだに問題を
引きずっている。(まあアメリカほどではない。と自分を慰めてもいるが)
 実は選挙管理委員さんの任期が今年の12月20日で切れてしまうのである。通常な
ら三名の委員さんのうち1名程度が退任され補充員という予備員の方の中から新委員を
選ぶというような交代はあるが、今回は正委員と補充員の大半の方が辞職してしまう。
もちろんあの事件で大変な苦労をされたことが辞任の最大の理由であろうことは想像に
難くない。
 選挙管理委員は独立した行政委員会の責任者であるが、実情は交通費程度の報酬でお
願いしている民間人だ。実際の事務処理は行政のプロである事務局(市職員)が行い、
委員は事実上の名誉職と言って過言ではあるまい。こういう表現をすれば私も批判され
ることは先刻承知だが、“それが現実であり実情である”。そんなふうにしてやってき
た委員さんに今回のような事件が起きた結果責任をとらせ、委員長の首をとってしまっ
たのだから、他の委員さんが「やってらんないよ」とさじを投げるのも致し方の無いこ
とだ。
 委員を選任する立場にある議会としては非公式に委員さんの遺留に勤めてきたが一名
の方を除いては辞任の意向が堅く説得は成功しなかった。
 新委員の選任にあたって「公募制」を非公式に提案してみたが議会内の反応は無く、
確かに非現実的かと思い知らされた。
 これから新しい委員さんの引き受けてを見つけねばならない。
00.11.18 おらが先生(代議士)
 自民党の自浄能力に期待する意味で加藤紘一氏の決起に期待をかけているが、同氏と
行動を共にする山崎拓氏とそれを支えるナンバー2の亀井善之氏(厚木・伊勢原選出・
亀井市長の従兄弟)そして同じく山崎氏の同志でおらが先生、甘利明代議士の奮起に期
待せずにはいられない。
 同じ亀井で少しも静かでない静香さん始め山賊のように(ちょっと言いすぎか?)都
市から地方へ国家予算をぶんどっていく、いなか代議士が大声をあげて幅を利かす自民
党の体質が今日の都市政策の失敗を招き、逆不均衡を生んでしまったのではないか?そ
の痛みを実感している神奈川選出の代議士だからこそ今日の加藤氏の決起に同調できる
のであろう。
 これまで数いる代議士のうちの一人(これも言い過ぎ!?)というようにしか見えな
かったおらが先生だが、今回ばかりはテレビに映る姿に感動さえ覚える。のだ。
 頑張ってください!
00.11.19 新嘗祭(にいなめさい)
 宮中の一年でも最も盛大なお祭りが、その年の豊作に感謝する新嘗祭だそうです。本来
は11月23日(今では勤労感謝の日)に行なわれるものですが、わがまちの神社ではそ
の前の日曜日に執り行う習慣となっています。
 というわけで朝から神妙な顔をした大人たち(神社役員、生産組合代表、自治会役員そ
して市議会議員)が集まって宮司を祭祀に今年の豊作に感謝する儀式が行なわれました。
 肩こるなぁ。
 その後海老名市産業祭りへ、最近では海老名市の各種イベントの中でももっとも人気の
高いお祭りで、市内の農業、商工業を始め各種の産業を代表する人達による物販や展示、
餅つきや豚汁の配布などなど盛大に繰り広げられました。
 各ブースはいくつくらいあったのか?40?50?くらいだろうか?一つ一つ顔を出し
ながら顔見知りの人達に「こんちわー」なんてやってると財布が空になるまでいろんなも
のを買わされちゃうし、「よぉしんちゃん待ってました!」なんて言われてテントの中で
お酒だ。各ブースぐるっと一回りするうちにビール6本、日本酒2〜3杯、そしていちご
ワイン。まいったなぁ。この仕事は明らかに体力勝負だ。
 私ごとですが・・・・このお祭りでは市内の農家が自作した野菜の品評会が行なわれま
す。今年は父の作った大根がみごと優勝し、白菜も一等に選ばれ、夜は実家でささやかな
お祝いとなりました。

 それにしても自民党の政局。気になるなぁ。
00.11.20 保身
 自民党の政局。なんとも残念な幕切れでしたね。
 結局加藤さんの最大の敵は野中さんでも森さんでもなく“保身”という内面にあるもの
だったのではないか?
 そんなに国会議員を続けていたいのだろうか?それさえ捨てられれば何も怖いものなど
ないだろうに。
00.11.21 予想以上に厳しい反応
 自民党加藤派と山崎派の決起は本会議直前の敵前逃亡で単なる造反劇におわってしまっ
た。極限の状態で保身の道を選んだ両派の議員さん。その時彼らの脳裏やまぶたに浮かん
だものは?やはり地元の支援者の顔、家族の顔、路頭に迷わす事務所のスタッフなどの事
だったのではないか?
 昨日の日記を書いて床についてからそんなことを考えてしまいました。一概に責められ
ないなぁ。自分がその立場に置かれたら決断できるか?自問自答して夜がふけました。
 国民の中には多少は同情論もあるか?と思っておりましたが、今日一日会う人の総ての
人から「加藤なにやってんだ!」「だらしないねぇ」「結局そんなもんさ」といった厳し
い言葉だけが聞かれました。
 こりゃ思ったより厳しい反応だなぁ。と やはり今回の一件は国民に更なる失望を与え
ただけのことに終わったようです。
 それにしても余計なことをしてくれたあの松浪なんとかというノータリンのオッサンに
は失望を通り越して絶望だよなぁ。あんな単細胞なのが国会議員だなんて・・・・・
どうにかしてるよまったく。ボヤキだけの日記でごめんなさい。
00.11.22 陳情政治と自分
 地元の小学校の近くに危険な交差点がある。もちろん通学路で朝夕小中学生が頻繁に
往来する。この交差点はセンターラインもない6mほどの幅の市道が交差する場所だが、
通勤などの車の抜け道である。事故は私の知る限り最近だけで3件、幸い程度は軽いが
人身事故だ。そしてその危険な最大の理由は、交差するどちらの道路にも一旦停止の標
識も停止線も無いことにある。通り慣れた人はどちらからともなく徐行するが慣れない
人はどちらからでもノーブレーキで交差点に突入する。1時間も眺めていれば必ずそう
いう光景に出会う。
 さて地元の市議会議員としては当然多くの方たちから「このような状態を放置してお
くのか?」とお願いやら非難やら様々なご意見を頂く。もちろんそのたびに市の担当課
を訪ね事情を説明し、所管である警察署へ連絡をしてもらうが、正になしのつぶてだ。
「財政事情が逼迫している。」という説明が通り相場。
 そこで今回は地元自治会と協力して詳細の資料を作成。写真や危険の原因、対応策な
どを細かく解説したものを携え、自治会長さん共々市へ乗り込んだ。もちろん「ハイ了
解!」なんて答えが返ってくるわけもなく、「市内には他にも危険な場所がたくさんあ
り限られた予算の中で少しずつやっていくしかない。」という、いつもの説明。
 とうとう神奈川県は道路標識一本立てる金にも不自由するようになってしまったのか!
 ま、しかしそんな不満を市の職員の方にぶちまけてもしかたがない。今回も「県警へ
お願いに行ってきます。」という回答を頂くにとどまったわけだが、今日はその足で海
老名市選出の県会議員さんのお宅を訪問。危険な現状を説明し警察への働きかけを要請
しました。
 県議さんは快く引き受けてくれました。あとは成果を見守るしかありません。

 しかし本来このようなことで政治力みたいなものに頼らなければならない現状という
のはいかがなものか?という疑問が私の中にはあり、少々複雑でもあります。
 我々末端の地方議員が陳情政治を繰り返している限り、今の自民党的な政治の本質は
変らないんだよなぁ。
 それでも、市民の皆様から様々なご相談を頂けば市役所へ掛け合い、奔走する自分が
今日もいるわけであります。
00.11.23 最近読んだ本
 勤労感謝の日だが、かみさんが風邪でダウン。朝から長男と炊事、洗濯、風呂掃除と
それなりにコミュニケーションをとりながら楽しくやっています。
 昼食は病人におじや、子どもにスパゲッティーを食べさせ、あとは読書。
 そうそう面白い本読んでます。
「話を聞かない男、地図が読めない女」って本で、人間の男女の脳の働きの違いについ
てわかりやすく解説した本。ベストセラーになってどこの本屋にもあります。
 人類にとって現代の文明生活はほんのわずかな短い時間の体験。その前に洞窟に暮ら
し、男は狩りに、女は子育てと家事と他のグループとの交流に一生をささげてきた永い、
永〜い歴史があり、その間男と女、両者の役割分担の違いがそれぞれの脳をまったく違
うものにした。という話。
 例えばパーティーの翌日、女は会場にどんな人が来ていて、それぞれがどんな服装で
名前は○○とよく覚えているが男はからっきしダメ、せいぜい「楽しかった!」くらい
のことしか覚えていない。しかし会場のレイアウトや入り口と出口の位置、といった空
間のことについては男の記憶がはるかに高い。
 男は冷蔵庫の中のバターを見つけられずにイライラするが、女は「ここにあるじゃな
い!」と魔法のように取り出して見せる。男の目は永い狩猟の経験から遠くの獲物を見
つけるトンネル目は発達しているが近くにある複数の物を同時に識別する能力は女性に
比べて格段に低いのだそうだ。一方女は地図を読むのが苦手で車の車庫入れなど空間を
立体的に把握する能力に欠け、大きな駐車場では自分がどこに車を止めたのか忘れてし
まう。
 レストランに入った男は入り口の見える壁を背にした席に着きたがる。これは洞窟を
外的か守ろうとする本能のようなものなのだそうだ。
 女がよくしゃべるのも、男がテレビをつけたまま電話にでることができないのも総て
脳のしわざらしい。それを理解するだけで夫婦喧嘩はずいぶんとなくなりそうだ。
 続きは書店で!
00.11.24 海老名駅前自由通路に“とりあえず”17億円計上!
 良い。悪い。ということは別にして報告します。
 丸井を始めとする海老名駅前の開発計画については以前の市政速報でお知らせしまし
た。商業施設の建設などは民間業者が行ないますが、それに伴う歩道や車道、交差点の
整備などインフラの部分は地元行政の仕事です。
 海老名駅の改札を出て、地上に降りずに駅前ロータリーの上を歩き、中央公園やその
周辺の丸井を始めとした大規模商業施設へ行ける自由通路(ペデストリアンデッキとい
う)の建設はその行政の仕事のうちでも目玉事業。
 総額で四十数億円かかると試算されるこの事業がついに始まります。本日行なわれた
海老名市議会の議会運営委員会でこの事業のための予算(補正予算)の説明がありまし
た。その額17億円あまり。今後数年かけて予算を積み上げ完成させる方針とのこと。

 大きな買い物だなぁ。と正直そう思います。しかし海老名駅は鉄道三線が結節し、毎
日29万人ともいわれる乗降客があり、駅周辺には高度利用が可能な用地がふんだんに
残され、その将来性は非常に高いものがあります。
 各地の駅前がさびれていくなかで、今時駅前開発が話題になっているまちなんて海老
名くらいのもの。と思えば何だか嬉しいような気持にもなってきます。
 全国でも21世紀最初の大規模な駅前開発になるであろうこの事業が長く各地の手本
となるような事業であってほしい。
 犯罪と公害と喧騒ばかりが集まる駅前でなく、ゆとりと活力とアメニティーのそろっ
た駅前。休日には愛読書を片手に駅前の散歩に出かけたくなるような、そんな駅が私の
望みです。

    ところで私が選挙で朝立ちをする場所は・・・・?あるだろうか?
00.11.25 ボランティア
 今日は一日ボランティア活動。
 障害者の方(車イス利用の方)をあの、“24時間テレビ・愛は地球をすくう”で全
国に寄付されたリフトカー(車イスのまま電動リフトで乗り降りさせられるワゴン車)
を運転し横浜までの移動を手伝いしました。リフトカーを使うのは今回初めてで緊張し
ましたが利用者にそれを悟られないよう・・・なんとかやってきました。
 それにしてもあの地球のマークが入った車は目立ちます。目的地が横浜馬車道の関内
ホールで、やむなく路上駐車ですから道行く人の視線は集中。あの中華料理の鉄人(の
弟)周富輝氏の営む生香園(幻のチャーハンを食わせる店)の前にデーンと駐車してい
たので周さんには何度もガンを飛ばされました。
00.11.26 イベントその他
 中野の入内島地区の農家による手作りのイベント「あいです祭り」へ。
 続いて海老名市菊花会(菊づくりの会)表彰式に来賓として参加。
 大学時代の先輩宅へお子様の出生祝い。(都内)
00.11.27 いよいよシーズン到来!
 スキーの話題ではありません。いよいよ忘年会シーズンがスタートしました。今日の会
をかわきりに12月28日ころまで毎夜のようにあちこちで繰り広げられる宴席。続く新
年会シーズンも入れますとほぼ二ヶ月に渡る長期戦です。人との交流を糧として生きる我
々にとってはこれも大切な仕事。
 我が内臓もぼちぼち戦闘モードに入り、
 @無理に食いすぎない。A酒は焼酎(ウーロンハイ)にする。B寝る前に胃薬を飲む。
の三か条を守るようにしています。肝臓に効くというウコンなんていう薬草も畑で栽培し
て毎日煎じて飲んだり・・・・それはそれは涙ぐましいほどの努力によってこのシーズン
を乗り切るわけです。

 男の酒の嬉しさは♪  たちまち通う意気と熱♪♪  人生山河険しくも♪  
君さかずきをあげたまえ♪♪    いざわが友よまず一献♪  押忍!
           学生時代に場末の酒場で悪友と杯を交わしながら唄った歌です。
00.11.28 たとえ話
 ぼちぼち師走の足音が聞こえ始め、愛着深い20世紀も暮れようとしています。でも
毎年この時期に繰り返される風物や恒例行事に変りは無く一年が終わっていきます。
 師走といえば、毎年この時期に話題になるのが忠臣蔵。知人が先日の加藤紘一氏と自
民党の一連の騒動をこの忠臣蔵に例えて「不忠臣蔵」として語った話には思わず・・・

――――――――――― 以下たとえ話 ―――――――――――
 時は師走の深夜、新雪を踏みしめ、亡き殿の無念を晴らすべく集った47人の義士。 吉良邸を取り囲んだ赤穂の一軍、総大将大石内蔵助(加藤紘一)は今まさに一打ち、二 打ち、三流れ。山鹿流陣太鼓を打ち鳴らし、吉良邸の門にはハシゴがかけられた。  これぞ討ち入りと悟った隣家では、提灯に火をかざし、浪士の奮闘を助太刀せんと待 ち構え、「当家に逃げ込む吉良の者、総て切り捨てよ!」と主の激が飛ぶ。  ・・・・・・ とその時総大将が、「やっぱやめよぅ。ここは名誉ある撤退だぁ。」 と逃げ出してしまったのが加藤紘一氏。というわけだ。  おかしいケド笑えないよなぁ。  さて、政治っていったい何だ?という私の日々の命題のなかで一つの答えを見つけた ような気がします。つまり忠臣蔵のような出来事が永く国民の心を捉え、国民に良い影 響を与え続けて来たなら、赤穂の浪士の功績は実に大きく、政府の小手先の政策などよ りもよほど意義のあること。政治にできることとは、政策のような具体的なもののほか に、国民の感情を良い方向へ向わせる。そういう魅力を発揮することこそその大きな役 割なのではないでしょうか?  バカヤロウ!と言って衆議院を解散した首相、「貧乏人はムギを食え」と言った首相 どちらも問題だが、その言葉の奥には国民に対する深い愛情が見えるような気がします。 同じ政治家の行いでも、今回コップの水をぶちまけた議員のそれはまったく程度の低い 出来事であり、失望以外のなにものも心の中に浮かぶものがありません。  まして今回、不忠臣の主人公を演じてしまった加藤氏と同派の議員(特に途中で寝返 った議員)の行いは国民の心に、政治や社会に対する甚大な失望感を与えてしまったわ けで、その罪は実に大きいのではないでしょうか?
00.11.29 すっごいぞ、駅前開発
 先日「とりあえず17億円」として報告した海老名駅前開発。駅前ロータリー上部の
自由通路だけで総額47億円がかかると予想され、更に駅舎内部の改造、JR相模線海
老名駅までの通路構築など合わせると100億円くらいかかるのではないかと思われま
す。そのうち半分近くは国からの補助金が予定されていますが、やっぱり大きな買物で
す。
 今日はその詳細の図面などをお知らせしたいのですが、市役所にも大きなものしかな
く、また予算審議前ですのでそれはできませんが、どんなものができるのか?イメージ
でお伝えすべく我が文才を発揮してみたいと思います。

《以下フィクション》
 その日は小雨のぱらつく寒い日だった。新宿から50分。小田急線のホームを降りる と幅広のエレベーターが静かに回転していた。4年ぶりだろうか?この前このまちに来 たのは・・・・・確か20世紀が終わる直前だった。  以前はこのあたりに汚いトイレがあったっけ。なんて思いながらエレベーターを上が ると改札の位置も以前とは違っていた。右へ90度向きを変えた改札は駅前ロータリー の方を向いている。以前は駅の事務所。かつてのことを一つ一つ確認する必要はないの だが、あまりの変貌ぶりと今は懐かしくも思えるあの人との思い出がつい、そうさせる のだ。  改札を出ると左側から短く幅の広いエレベーターをつたって相鉄線からの乗降客が登 ってくる。彼女と待ち合わせをした売店はもう無くなっていた。バスを使うには相鉄の 方へ降り、以前からあるあの15段ほどの階段でロータリーへ出るよようになっている らしい。バス停はロータリーをグルっととりかこむように配置されているが折からの不 振にあえぐバス業界。バスの本数自体は変っていない、、、ようだ。そう選挙になると 朝っぱらから花屋の前に突っ立っていた議員のあんちゃんはどうしているだろうか?  私は改札からまっすぐ進む。前方には幅16メートルのデッキがロータリーの上を行 く。思ったよりも広々としている。街灯などもシャレていてまるで馬車道のガス灯のよ うだ。そう馬車道といえば周富輝ににらまれ・・・・やめておこう。  デッキにはその半分ほどの幅の屋根がかけられ今日のような雨の日も安心である。き っと天気の良い日にはストリートファニチャーとよばれる通路脇のベンチで愛を語らう 若者やご主人の帰りを待つ奥さんの姿がみられるのだろう。今日も男物の傘を片手に人 まちをするツッカケ姿の主婦がいる。  デッキは駅を出たところで三方に分かれ左へ進むとビナという店舗へ通じ、二階部分 からそのまま店内へ入る。三菱銀行の手前を右へ進めばダイエーの方へ空中散歩が楽し めるらしい。  今日はもともと目的の無いブラブラ散歩である。どちらへ行こうか迷ったがとりあえ ず前へ進む。デッキにはあちこちに全天候型のエスカレーターやエレベーターが取り付 けられ、地上部とアクセスできる。エスカレーターだけでもその数8基もある。中央部 分の一つから下を覗くと以前は植え込みがあったあたりにアイランドと呼ばれるスペー スがあり、タクシーの乗車待ちや一般車からの乗降が盛んだ。このアイランドは完全に 孤立しており、車道を横断して駅へ向うことはできない。だれもがこのエスカレーター でいったんデッキの上へ出て駅や丸井などの店舗へ向う。  再び視線をあげると・・・デッキの先に公園。かつて彼女とイルミネーションを眺め た、あの公園。そうあのイルミネーションが不況を理由に打ち切られたとき、俺たちの 恋も終わったのだ・・・・やめておこう。  およそ160メートル続いたデッキは公園の入り口で突き当たり、左右に分かれる。 左に進めば丸井を中心とした大型のショッピングデパートで、クリスマスシーズンに近 い今は若い女の子やOLなどの姿でにぎわっている。この丸井の更に裏手には最近再開 発が進み、住宅展示場のあったあたりはすっかりシャレたレストランやブティックが軒 を連ねている。その様子をデッキから覗けばどこかのまちの商工会の一行か?それとも 議員さんか?視察団らしき一団が説明を受ける姿が見える。説明するこのまちの職員ら しき人もどこか誇らしげだ。  丸井の向かい側、公園を挟んだ一帯も広々としたデッキでラップされ、かつての面影 を残すのはあさひ銀行の建物だけだ。  何度も言うようだが、今日は目的の無いブラブラ散歩。国分寺のあった丘陵地まで足 をのばすのもいいが、その手前に見えるアミューズメントなどこの一帯を歩くだけでも 半日はかかりそうだ。                         つづく?                                作・おさだ
00.11.30 36歳
 来年7月に予定される参議院議員選挙の神奈川選挙区において、自民党は36歳の若
手起用を決めた。私と同い年の民間人を大抜擢した姿勢に大いに期待したい。
 昭和40年生まれ。神奈川県だけでもこの年に生まれた私と同年の国会議員がすでに
四名もいる。

 @小此木八郎・自民党・衆議院二期・文部政務次官            36歳
 A田中宏  ・無所属・衆議院二期・民主党に近い改革派若手の中心人物  36歳
 B浅尾慶一郎・民主党・参議院一期・未知数               36歳
 C中本太衛 ・自民党・衆議院一期・松下政経塾出身           36歳
  そして今度の自民党参議院神奈川選挙区の公認候補小林ゆたか氏36歳である。

 若い自分に羨望や焦りが無いわけではないが、党派を超えて頑張ってほしい同年たち。
俺もあぐらをかいちゃいらんねぇ。
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