01.02.01 相州海老名東柏太鼓
 そのど迫力をご存知だろうか?その華やかさをご存知だろうか?相州海老名東柏太鼓。
これは正にふるさと海老名の郷土芸能・無形文化財にふさわしいすばらしさがあります。

 地元東柏ヶ谷の青少年を中心とするこの団体を、ゼロから育ててきたのがこのまちで
畳屋を営む島田さんご夫妻。私が思うに、その功績は郷土芸能の発展という視点ばかり
でなく、子どもたちの育成という点での成果が見逃せないと思います。事実ご夫妻を親
のように慕う子どもたちが数多くいると聞きます。
 その東柏太鼓も創立から今年で20年。すばらしいことです。しかしその陰にはご夫妻
を始めとする関係者の大変なご苦労があるらしい。どうやらその台所事情は火の車。と
いうお話も伺いました。
 
このたび彼らの演奏をスミからスミまで堪能して頂けるコンサートが海老名市文化会
館において行なわれることになりました。
 私も大いに応援したいと思っています。
 ぶっちゃけた話ですが是非チケットを買ってあげて下さい。詳しくはこのホームペー
ジのトップから「一押し企画」のコーナーをご覧下さい。もちろん私にメールを頂けれ
ば早速チケットをお届け致します。

 日本人の腹に響く勇壮な大太鼓の響きを是非ご堪能下さい。
01.02.02 ITアレルギーも
 おかげさまで私のホームページも順調に運営されており、読者の皆様に心から感謝致
しております。最近では「海老名のIT議員」なんて呼ばれ方もしているようですが、
実は私にできるのはこの日記を更新することと、市政速報などの材料を用意するだけで、
他のことは総て友人のK氏に任せてしまっていて、パソコンについてはトウシロウのま
まなんですが。(^^;ゞ
 ところが一方で「お前最近コンピューターにばっかりしがみついててドサまわりが足
りないんじゃないか。」と支援者の方からお叱りを頂きました。ドサまわりというのは
マメに支援者へのあいさつまわりをしたり、各種の行事に顔出しをしたり、ということ。
決してサボっているようなことはなく、むしろ以前にも増して精力的に行動しているの
ですが、(それはこの日記からもお判り頂けるはず。)言わばそういうイメージがコン
ピューターにはついてまわる。ということのようです。つまりITばかりが発達すると
人と人とのコミュニケーションが希薄になってしまうのではないかといったような心配
をされている人は今だに多いようです。
 気をつけなくてはいけませんね。
01.02.03 最近読んだ本
 「チーズはどこへ消えた?」スペンサー・ジョンソン(米) 扶桑社 

 友人の勧めで手にとった一冊。全米で二年連続してベストセラーになっている本です。
物語の主人公は二匹のネズミと二人の小人。この二匹と二人がチーズを求めて迷路をさま
よい歩き、様々な心の葛藤をくりかえす話。つまりチーズは人にとっての幸福。迷路は人
生。次々に訪れる人生の転機に敏感に対応できる人と、過去にしがみついて新たな人生を
切り拓けない人。リストラや家族の不幸。人生にとって“変化”は常にやってくる。
 ほんの1〜2時間で読みきれる短い物語ですが人生に対する示唆に富んだ一冊。是非お試
し下さい。


01.02.04 ところで議員さんて日頃なにやってるんですか?
 悲しいかな、よく頂く質問です。
 私は答えます「少し長くなりますが、よろしいですか。」
 Yesと答えて頂いたときには以下の内容を噛み砕いて説明させて頂きます。

@もっとも大切な仕事は議会で発言し、与えられた議題に対し賛否を明らかにすること。
 (更に会派間の交渉や議会運営など。)

A勉強。常に先進的な行政事例や法、制度などについて勉強し次の議会での発言に備え
 ます。

B広報。自分の活動内容や考えなどを会報やタウン紙、インターネットなどを通じて有
 権者に伝えます。(駅頭朝立ちなどもこの一つ)

−−−−− とりあえずここまでできていれば議員としては合格か −−−−−
C住民相談の受付。道路を整備して!街灯暗い!お年寄りの介護で悩んでる!ゴミの不  法投棄!子どもがグレた!などなど寄せられる相談は様々。満足頂けることは少ない  のですが誠意を持って、できることはする。できないことはできません。 D市民との交流。毎週のように行なわれる様々なイベントや各種の会議などに積極的に  参加して「顔を売る」。というのは冗談。市民の方たちとの交流を持ち、様々な意見  を聞いたり、質問されたり、あるいは自分の意見を伝える。 E仕掛ける。そばやの釜じゃあありませんが、ゆぅばっかりの議員じゃ結局何もできな  いことばかり。例えば私の場合ミックスペーパー運動などのように、良いと思ったこ  とは自ら市民に働きかけて、実践し、成果をあげた上で行政の対応を求めていく。こ  れが大事なんですよ。 F選挙準備。こればっかりって人も多いけど、やっぱり大切なこと。 ご理解いただけましたでしょうか?
01.02.05 メガフロート実現へ!四市議員が結集
 厚木基地周辺の航空機騒音を解消するため、夜間に行なわれる戦闘機の離発着訓練を
洋上に浮かべた巨大な空港施設で行なったらどうだ。という趣旨で大和、海老名、座間
綾瀬の市議会議員があつまり勉強会を開催しております。
 私も昨年実際に横須賀沖に浮かぶこの施設を体験し、その安定感に驚かされました。
すでに航空機の離発着実験も済み。技術的な問題はかなりクリアーしており、今後の進
展が望まれます。(米軍側もそれを望んでいるらしい。)
 とにかく大和、綾瀬のあの爆音といったら凄まじいもの。一日も早い解消にむけて今
日四市の議員30名ほどが集まりました。今後は市民的な運動へ発展させるべく努力する
方針 写真は昨年まで横須賀沖で実験されていたメガフロートの全景


01.02.07 自慢しちゃいけないんだけど・・・
 議員活動の一環として続けてきたミックスペーパーの分別収集運動が藤沢市において
全市的な取り組みとしてスタートします。(下新聞記事参照)
 そう、あれはちょうど一年ほど前の寒い日。藤沢市の市民センターに“講師!”とし
て招かれた私は、居並ぶ藤沢市民を相手にミックスペーパー運動について熱く語ったも
のです。
 当時大型のゴミ焼却場建設に揺れる御所見地区では反対派のグループが血気盛んに運
動を展開しようとしておりました。たまたま私が知り合いのメンバーの一人に「反対す
る気持ちは良く判る。大切なこと。でも反対だけではダメ。自ら行政に協力してこそ、
市民総体の理解が得られるのでは?」と提案したことをキッカケに市民グループの「御
所見くらし市民会議」という団体が私たちのまちのミックスペーパー運動をモデルにゴ
ミの削減運動を展開しようということになったのです。
 講演には藤沢市民のほかに藤沢市役所の担当職員の方たちも参加されておりました。
藤沢市といえばゴミ処理などに関しては先進的な自治体。そこへノコノコと乗り込んで
いって・・・・緊張もしましたが、皆さん熱心に私のつたない話に耳をかたむけてくだ
さり、そして即この運動を実施することを決めて頂きました。
 市民運動をプレゼンテーションする議員としては生涯忘れ得ないひとときでもありま
した。
 以来一年。さすがです。人口40万に近い大都市藤沢市でこのミックスペーパーの分
別収集を四月より実施することが決まったのですから。
 新聞記事によればこの分別収集によって「原木約一万四千本が救われ、約三百五十万
個のトイレットペーパーが作られ、約一千六百万円のゴミ処理費用が節約できる。」の
だそうだ。
 ミックスペーパー運動の詳細についてはこのホームページのトップ「特集ミックスペ
ーパー運動」のコーナーをご覧下さい。

 
01.02.08 暴走族の総長が教育カウンセラーに!


 暴走族・相州連合といえば構成員2万人と言われ、メッカ湘南を中心に全国にその名を
轟かせたグループである。その全盛期、二代目の総長であったのが写真のご人。伊藤幸弘
さん。ご自身の非行と、人との出会いで更正した経験をもとにキレる子どもたちに体当た
りのカウンセリングを行なっている。今日本の教育界が最も注目する人である。氏いわく、
「親ばかになってもいい。ばか親になるな。」「親が変らなきゃ子どもは変らない。」
 とっても優しい子だったのに!ある日突然家庭内暴力に走る少年。背筋の凍るような凄
惨な体験談。
 同氏の家には今も問題を抱える子どもたちが何人も同居しています。その伊藤さんの講
演会が行なわれます。是非おいでください。

 日 時     平成13年2月18日(日)午後1時〜3時
         第一部  伊藤氏講演
         第二部  更正した青少年を交えてのパネルトーク

 場 所     相模みのり幼稚園ホール

 参加費     1.000円(定員100名)完全予約制 定員になり次第〆切り
         ※託児はありませんのでご注意ください。
 申し込み
問い合わせ先   みのり教育研究所(みのり幼稚園内)
         海老名市本郷3286
         TEL 046-238-0572
         FAX 046-238-8582
01.02.09 海老名にすごい人物がいるらしい
 パソコンをそこそこ知っている人ならみんな知ってる。コンパック(COMPAQ)。
パソコンの出荷台数世界一の会社である。その会社の社長さんが海老名の出身者だそうだ。
さらにこれもパソ通なら知る。雑誌「ニューメディア」の編集長さんも海老名の人だとい
う。御両名とも厚木高校の出身で、その名を聞けば即土地の人であることがわかる地付き
の名前だ。
 今海老名もIT化の波の中でまちの未来を模索している。今後は光ファイバーの整備な
ど通信基盤が進んだまちと遅れたまちの格差が、即そのまちの経済や行政サービスの格差
となって現れる時代となりそうだ。つまり通信基盤の発達していないまちには企業も進出
いてこないし、それは地価の下落や商業の衰退を招くといった図式だ。だから政治や行政
がITの波に乗り遅れると市民に多大に損害を与えてしまいかねない。
 さて、冒頭紹介した御両名を始めどうやら海老名というまちにはものすごい人物がキラ
星のごとくいらっしゃるようだ。ただそれが埋もれてしまっている。
 今回はITに関して紹介したが、ほかに「横浜プリンスホテルの総料理長さん」という
方に偶然でくわしたことがある。「日本刀の研ぎ師」としてわが国の第一人者の方もいら
っしゃる。
 そしてその多くの人が人生のひとときを自分が住まう地域に活かしたいと思っていらっ
しゃるようだ。いや是非そう願いたい。
 私たちの海老名には思いがけない「知的ストック」という資源が眠っている。これを活
かさで何がまちづくりと言えようか。
 今日もそんな海老名市民の大人物のお一人と懇談した。すごい。相手にしているのは
“世界”だ。と感じた。国産のロケット打ち上げに重要な役割を果たした人で。
 なんという人かはナイショだが・・・・・(^_-) 
01.02.10 会報を発行
 おさだ進治の議会報告「アクティブ」の22号を作成、昨日後援会の全世帯に発送させ
て頂きました。今回は海老名駅前開発に重点をおいた内容とさせていただき、5.000部
を発行させていただきました。
 他に「成人式を考える」「オオタカの目撃情報」「福祉の現場で」など私の日頃の活動
内容を報告させて頂いております。
 しかし数が多く、名簿の不備などもあり、中には物故者の方へ発送してしまうケースな
ど、避けがたいミスもあり、早速今日も一件お叱りの電話を頂きました。
 「まいったなぁ、しかしこればっかりはなぁ。恐れていては何もできないし・・」

 読者の皆さんで今日までに会報が到達していない方でこれを希望される方は是非ご一報
を頂きますようお願いします。
01.02.11 自転車
 駅前での朝立ちと自転車が似合う議員と呼ばれています。朝立ちも自転車も自分という
人間を世間に露出させ、市民の皆さんとのコミュニケーションをはかるという意味で実に
有効な手段であります。が、見方によってはパフォーマンスと映りますし、やる人によっ
てはこっけいでさえあります。
 かく言う私もいったい何歳くらいまで朝立ちと自転車が似合い続け、評価が維持できる
のか判りません。
 一方、このところインターネット議員という新たな評価が加わり、先日も書きましたが
一部の支持者の方から
「お前パソコンの前にばかり座ってないで地べたに足をつけろ!」
と厳しい激励も頂きました。
 私がホームページによる広報を始めたからといって決して浮ついた活動をしているわけ
ではないのですが、まだまだコンピューターには一日中画面を見つめている「オタク」的
なイメージを持つ人が多いということのようです。

 さぁ物事はポジティブに前向きに考えましょう。つまりそういう印象を市民(支援者)
の皆さんに与えているならむしろ積極的にその疑念を払拭する行動に出るべきです。
 というわけで今日と明日は自転車作戦。議会報をカゴに入れ、地元を回っています。日曜
日ですし、色々な人と庭先で立ち話をする。様々な相談ごとも寄せられますし、温かい激励
も頂きます。これが自転車議員の真骨頂!
 この勢いで連休明けは、駅頭朝立ちへ!!!!行こう!!行ってみよう!行けたらいいな。
行けるかな?起きれるかなぁ?寒いだろぅなぁ。眠いだろうなぁ。 (~_~;) 
 ホントは辛い、恥ずかしい。
01.02.12 発熱
 ポカポカ陽気の昨日と打って変わって今日はドンヨリとした空に冷たい北風。自転車の
ハンドルをつかむ手にもおのずと力が入ります。
 というわけで昨日に続いて会報の配布を行なっています。

ところが・・・・・
 寒さのあまり飛び込んだそばやで「ちからうどんの大!」ヒーフーヒーフーいいながら 熱いのをかっこんだ。「ごっそさまぁ」とそこまでは良かった。  すっかり汗をかいた体を再び北風にさらしたとたん。 ブルブルッ!!・・・??? ん〜?なんか変だなぁ。あれ?ゴロゴロ!! ????お腹もグルグルいいだした。 あへぇ。ちょっちょっヤバ〜。そばやから出て30分で完全にダウン。自宅に戻ってフトン かぶって寝てしまいました。発熱37.5℃。  朝立ちは来週に延期します。
01.02.13 森さんやっぱりあなたじゃダメだ!
 「日本国民を乗せた船がアメリカの潜水艦と衝突して行方不明者が出た。」
 週末のゴルフ場に届いた一報はその程度だったろう。しかし相手が軍であることを考え
れば、それが通常の海難事故ではないことくらいダレが聞いても想像がつくのではなか?
 つまり外交の面でも国防の面でも対国民感情という内政的な面でも極めて重要な問題で
あることを、とりわけ一国のトップなら感ずるべきではないのか?
 それでも2時間ノウノウとゴルフというお遊びを続けられたのは、別にあなたが図太い
神経の持ち主というわけではなく、ただただヌル湯につかって危機意識がボケてしまって
いるだけなのだろう。もっともそれは日本国民の総体にいえることではあるが・・・
 せめて森さん聞いて欲しい。今、日本国民が総理に求めているのは「もうそこまでしな
くてもいいから。」と言いたくなるほどの努力と忠誠なんだと。
 ゴルフもラグビーもいいし、見るなやるなとは言わないが、総理を終えてからやればい
い。所詮何年、何十年とやる仕事ではないんだから、在任中くらいレジャーや娯楽ぐらい
控えてもいいじゃないか!
 今回の一件は弁明の余地なし。せめて晩年を汚さぬよう自らの進退を潔くすべし。
01.02.15 視察・豊橋市へ
 我が会派「海政クラブ」(保守系無所属)と「公明党海老名市議団」、そして「市
民クラブ」(民主党所属議員・社民党所属議員)の三会派合同による視察研修のため
本日は愛知県豊橋市へやってまいりました。
 視察の目的は現在海老名市が行なおうとしている海老名駅前と駅舎内への自由通路
建設にあたって類似する施設を見学しておこうというもの。
 豊橋駅はJRの在来線と新幹線、私鉄の各線が乗り入れ。全国でも先駆けて、ペデ
ストリアンデッキと呼ばれるデッキ(空中歩道とでも言うか?)を建設した先進例。
建設に対する考え方や費用、市民の意見等勉強してまいりました。
 今回とくに感じたのは海老名市が計画している、幅16メートルという通路の幅が
大きすぎるのではないか?ということ。下の写真は豊橋駅構内の通路の様子で、長さ
は海老名市が計画しているものとほぼ同様。しかし幅は海老名より狭い10メートル
から12メートル。しかし写真で見て頂いてお判りのとおりこれでも充分な幅がある
と思われます。(写真は10メートル幅の部分)
 海老名駅は乗降客の数が多く、豊橋の約3倍もあります。しかし現在の駅舎内の通
路幅は多分4〜5メートル程度でしょう。混雑は激しいものがありますがそれでも何
とかなっているものを3倍もの広さに、というのはいかにも過大ではないか?
 駅舎の工事は電車が走っていない夜間の数時間しか行なえないなどのことから莫大
な費用がかかります。コスト削減の意味でも計画見直しの必要があるのでは?


01.02.16 昨日に続き今日はおとなりの豊川市へ
 豊川稲荷で有名な豊川市でりますが、最近ではお稲荷さんのご利益も目減りぎみ!?なの
か観光収入の減とまちの停滞に悩まされているようです。
 そこで「中心市街地活性化法」という法に基づく市街地の活性化や区画整理事業にのり
だし、活発にまちの活性化を図っております。
 中心市街地活性化法とは空洞化が続く駅前などの市街地に国の予算と各省庁のアイデア
や事業を集中的につぎ込んで魅力あるまちを形成していこうというもの。
 実は海老名市もこの制度の実施に向けて神奈川県下でもトップをきって事業認可を受け
ており、これから具体的な作業に取り組もうとしています。
 そうしましたところ、愛知県の豊川では我々の一歩も二歩も先行く取り組みがすでに始
まっているというので、今日はその状況を視察させて頂くこととなりました。
 ここへ来てなんと私は「目からウロコ」の思いであります。
 写真の人はこのまちで市街地開発の責任者をしている方。(部長級の市職員)ハッキリ
言ってベランメエ調の熱血漢。この人の言わんとしていることがすごいのです。つまり
「机に座って理屈をこねている時間があったらまちへ出ろ!まちでお茶を飲んだり酒でも
飲んだりしとりゃぁ人間関係もでき、まちの再開発なんてもんはおのずとうまくいく。」
 というもの。自分の部下を指さして「こいつなんか週に4日は役所におらん。まちへ出
てなんかしよる。そしてうまく話をまとめてきよる。」
 更に「職員は元気が良うて明るいのがええ。ネクラはダメじゃ。」とも
 ある議員さんが「再開発なんて他人の財産を大きく動かす仕事では精神的に疲れてノイ
ローゼになったりする部下もいるのでは?」と質問したところ、
「ノイローゼになるヤツはどこで働いてもなりますわ。」
 その豪快さに脱帽。やはり行政は人間関係の結晶か?


01.02.17 今度は町内会の視察研修
 議会の視察から帰って一夜を我が家で過ごし、落ち着く間も無く今日は地元町内会の
一泊視察研修に参加。町内会の研修?と思う方もいらっしゃると思いますが、私の地域
にあるゴミ処理場に対して監視や交渉を行なう機関、「処理場対策委員会」の研修とし
て毎年行なわれているものです。
 今回は私たちがその発信源となったミックスペーパー運動によって集められた古紙が
どのように処理、再生されているかというテーマで、海老名市が古紙の再生業務を委託
している滑ロ富製紙の三島工場を訪問、視察してまいりました。
 ここは家庭紙といわれるテッイシュペーパーやトイレットペーパー、キンッチンペー
パーなどを作る国内大手のメーカー。原料は総て古紙で、新しいパルプは一切使用して
いません。
 全国から集められた古紙が溶解され、アルミやポリエチレン、ホチキスやクリップな
どの不純物を取り除き、やがて巨大な紙のロールとなり、それがトイレットペーパーへ
と変化する行程を見させて頂きました。

 感想・この巨大な工場が毎日使用する古紙の約二倍の量の古紙を毎日焼却してしまっ
ている私たちのゴミ処理場。これを半分でもリサイクルできたら・・・・海老名市民全
体どころか神奈川県民全体くらいのトイレットペーパーがそれだけで賄えそうです。
 改めてミックスペーパー運動の必要性と有効性を実感してまいりました。 


01.02.19 動向
・午前10時より広域大和斎場組合議会、本会議
・午後、議会事務局打ち合わせ(委員会審議について)
・資源対策課長面談(生ゴミ処理のモデル事業について)

いよいよ明後日の議会運営委員会をかわきりに三月定例議会が始まります。海老名市の一
年間の予算を決める大切な議会。
実は書きたいことがいくつかある。行政に対する疑問と不満のようなものだ。しかし正式
な議題として公表されていないので今は書くことができない。残念です。
01.02.20 うなされて
 「パパッ! パパッ!どうしたの?」
 「あっ・・・はぁ゛〜   夢かぁ・・」(−_−;)  
 てな具合で時々夢でうなされることがある。昨夜の夢はこんなふうだ。

 中学校の教室、期末試験か?ア・テストか?解答用紙に向き合う自分がいて、先生が斜
め後ろから覗き込んでいる。「なんだぁお前ぜんぜんできてないじゃないか。」「あと5分
だぞぉ。」「今までなにやってたんだ?」「お前には期待ハズレだなぁ。」「おさだぁお前
バカじゃん。」
 いつのまにかクラスの友達までボクの周囲を取り囲んでいる。答案用紙は真っ白だ。
 白黒の映像の中で、それまでサボりきっていた自分に対する焦りと、後悔と未来への不安、
そんな気持ち。 

夢のおぼろな印象はそんなところ。
 
 目が醒めて、いつごろからこんな夢を見るようになったのか?と考える。この3〜4年
か? どうも決まって定例議会が始まる頃に見るような気もする。
 私なりにプレッシャーもあるのだ。
01.02.21 Yes. But.
  三月の定例議会が始ります。今日は議会運営委員会。一ヶ月に渡る議会の議案をどの
ように扱うかを決める会議がこの議会運営委員会、通称議運です。議案によっては各議
員、各会派受け止め方が180度違うことも多く、意見が衝突することがしばしばあり
ます。
 議会は“言論の府”ですからそこに熱い議論が展開されてしかるべきところですが、
とかく議論下手と言われる私たちはついついおろそかにしてしまう原則があります。
それがYes.But.
 自分と違った意見にも常に冷静に「Yes.そうですね。あなたが言うことも理解で
きます。」 「But.しかし私はこう思います。」
 というように相手の意見を一旦はYes.で受け止め、But.で返す。いわば意見
のキャッチボールをする姿勢が無ければいけません。
 そもそも私たちが議論を行なうのは互いの意見の違いを明らかにすることではなく、
互いの意見の共通点を見出し、歩み寄れる着地点を探すためにあるのですから。
01.02.22 価格破壊が招く価値破壊
 子どもにせがまれてマクドナルドへ行って思う。その安さ。ハンバーガー65円、チ
ーズバーガー80円。それに山ほどついてくる包装紙。家族四人でたらふく食っても、
1.000円は使い切れない。
 これを単に幸せなことと喜んでいて良いのだろうか?
 昨年の暮れ、放っておいた庭の掃除をすべく市内の量販店に熊手(くまで)を買いに
行った。竹でできたやつである。なんとその値段に驚いた。高いのではなく安すぎるの
だ。98円。どこでどうやったら天然の竹を切り、裂いて、まげて、組み立てて98円
でこの熊手ができるのか?
 賢明な人ならだれでも思うだろう。「きっと中国かそこらの安い労働力で作らせたの
さ」と。
 しかし・・・国際的な経済の仕組みの中で為替相場が生じ、円の強い日本がこのよう
な利益を享受するというのは、つまり資本主義のそういう仕組みなのだろうし、「これ
はすでに資本という力による殖民支配だ!」などと、そのことを否定するつもりはない
し、その能力も持ち合わせないが、問題なのは「物」の絶対的な「価値」とか「価値観」
というものまで破壊されはしないか?ということだ。
 つまり人間が美味しいものをたらふく食う、ということの価値がどの程度のものか?
例えば汗を流して働くことに換算したら何時間くらいにあたいすべきか?とか、熊手一
本を作るのに何人の人がどのくらいの時間を費やし自然環境にどのくらいの負荷を与え
たのか?というような、およそ総ての人間に共通する価値観と言うものがこの価格破壊
と共に破壊されてしまっているのではないか?と思うのである。
 一方、家一軒を持つのに夫婦共働きで一生働かなければならないのはその逆の例であ
る。家なんてものは人間が一生をかけるにあたいするものなのか?
 日本は世界第二位の経済力。なんていっておだてられてはいるが、国民の生活はこれ
で「豊か」と言えるのだろうか?

 ハンバーガーをかじりながらそんなことを考えているのは俺だけ?だろうか。おかげ
で胸焼けが止まらない。うっぷー (-。-;
01.02.23 予算書に付箋
 470億円を超える海老名市の年間予算。一昨日各議員にその予算書が配布された。
正直言って議員になりたてのころは“おったまげた”もんだ。その厚さは300ページ
にも及び中身も何が何だかチンプンカンプンなのだ。
 当局の説明も「え〜続きまして〜10款(かん)4項(こう)3目(もく)の公民館費の関係で
すがぁ。」なんて具合に進む。なにせ薄めの電話帳ほどもある予算書である。
 「ちょっちょっちょっ・・・待ってください!それって何ページですかぁ?」なんて
きいたら、今は引退された長老の議員さんから「勉強してこい!」と叱られたものだ。
しかたなく隣りの人の予算書を横目で見ながらページをめくり、判りもしないのに判っ
たような顔でうなずいてみたりする日々が続いた。まるで授業に落ちこぼれていた小学
生のころのあのミジメな思いそのものだ。
 そんなある日、市当局の求めに応じてサッとページを開き的確な質問を繰り出すある
先輩議員のしぐさが目についた。
 役人出身の飯田議員だ。その議員の予算書には見出しの付箋がビッシリと張られてい
るのだ。予算書の中にも赤や青のアンダーラインがギャンブル好きの競馬新聞のごとく
踊っている。
 すごい!これだ!
 技術は盗むものである。同じレースを走るライバルがひしめく議会でだれかが優しく
教えてくれるなんてことを期待すべきではない。特許があるわけでもなし。
 以来私の予算書にも付箋が張られるようになった。              先輩に感謝


01.02.24 そりゃないでしょ岡崎さん!
 危険な交差点に一旦停止の標識を付けてくれって頼んでも「予算が無い。」と一向に
リアクションの無い神奈川県行政。県道の脇は雑草が生えてボサボサ。海老名にだけ県
立公園が無いのも、30人学級が実現しないのも、財政が厳しいから、ということで県民
は我慢しているのに、玉三郎の劇場を12億円も出して買うなんて!!!! 開いた口が
ふさがんないですよ。そんなもん必要ない!玉三郎に責任とらせろっての。いったいな
に考えてんだよ岡崎さん!


 解説・坂東玉三郎氏が芸術監督を務めるなど話題のドームシアター「21世紀座」(横
浜市中区)。県はこの施設やイベントに対し補助金などのかたちで側面支援することに
なっていたが、当の玉三郎氏が「道路の騒音がうるさい。」などの理由で突然芸術監督
を辞任。看板を欠いた劇場は存亡の危機に立たされていた。
 ここへ来て神奈川県の岡崎知事はすでに出来上がっている13年度予算案を組替える異
例の措置をしてこのドームシアターを買い取る方針を打ち出した。
 その総額は12億7千万円。

01.02.25 勉強中
 28日から始まる定例議会に向けて自宅にカンヅメで勉強しております。今回は平成
13年度の予算案に対して会派を代表して総括質疑を行なうことになっております。
 “総括”質疑ですから一昨日の日記でも紹介しました分厚い予算書を全体的に眺め
大枠のなかで質問することが求められます。
 例えば海老名市の場合、支出(役所では歳出という)の中で義務的経費と呼ばれる
人件費や公債費(借金の返済)などの割合が年々増加し、43.2%と硬直化してしまい
つつあり、建設費などの投資的な経費にまわせる予算は全体の20.6%と、小さくなっ
てしまっている問題。あるいは収入の面では市税などの「自主財源」と国からの補助
や借金などの「依存財源」の割合についてなど、海老名市の財政構造全体のあり方に
ついて質問し意見を述べなければなりません。
 しかし・・・・・今回は歯切れが悪くなりそうだなぁ。  というのは今回の予算
書を見れば見るほど市当局も“苦労”している様子がうかがえるのです。
 一般的に市長さんというのは、際限なく押し寄せる市民要望に応えたいと思うもの
で、そのためには借金を増やしてでも色々な事業を行なおうとするものですが、近年
の海老名市の場合、その思いをグッとこらえて「子孫に過大な負担を残さない。」と
という一貫した姿勢を貫いているという印象が強いのです。これはなかなかできない
ことなんですよ。おかげで実は海老名市の財政状況というのは他から比較してもとて
も“健全な状態”がたもたれているのです。
 今回は率直にそのあたりを評価して差し上げる内容で作成し、会派の皆さんに諮り
たいと思っています。
01.02.27 自民党候補の最大の敵が自民党
 長田進治という議員の政党色。身も心も、その十分の一も自民党にささげた覚え
は無いが、しいて長田の政党色は?と問われれば、客観的に見ても「自民党系」と
いうことになるだろう。
 議会では学童保育の推進を訴えたり、自校式の給食実施を求めたりして、それが
共産党さんの専売特許なので、「あいつは共産党みたいだ。」と言われたり、歴史
教科書の選定や従軍慰安婦に関する発言では、「あいつは右翼だ!」と言われたり
している。
 多様化した今の世の中で、政治を右とか左とか二つに一つみたいな区分けができ
りゃぁこんなに簡単な話は無いが、戦後のイデオロギー時代を生きてきた人にはそ
ういう思考回路がインプットされてしまっているようだ。
 自民党も民主党もなにがなんだか主張もカラーもハッキリしない中で自分をどの
型にはめる気にもならない。というのが正直なところだ。
 さて話がそれてしまったが、この夏の参議院議員選挙では「小林ゆたか」という
同い年の候補者を支援したいと思っている。自民党公認の候補予定者だが、別に自
民党だからということではなく、同世代で「やぁ、おい」で話せる距離感と今の堕
落した自民党政治を内側から変えて欲しいという思いから支援を決めた。そして彼
の純朴な人柄にひかれた。というのも理由の一つだ。
 この小林さんとはEメールでしばしば意見交換を行なっているが、昨今のKSD
問題や森さんの不人気。外交機密費流用問題に対外弱腰外交。どれをとっても選挙
に有利な要素は無い。
 自民党候補の最大の見えざる敵が“自民党” という実に馬鹿げた話になってしま
 っている。
01.02.28 民間出向に期待
 3月の定例議会が始まった。冒頭の市長のあいさつの中で4月より市の職員2名を
民間の企業(団体)に出向させる方針であることが報告された。
 一名は三菱総研へ1年間
 一名は(財)都市みらい推進機構へ二年間
 聞けばどこの自治体でもやっているようなものではなく、職員の意識改革を目指す
海老名市長の願いを込めた決断らしい。そしてその人選を聞いて改めて決意の深さに
感じ入っている。ある職員の方は「海老名市はいきなり切り札をきった。」と評価す
る通り、どちらもまさに海老名市民の願いを託すにあたいする人だと思うからだ。
 ちょっと大げさかもしれないが、少し昔なら咸臨丸でアメリカを目指すようなもの
か?あまりプレッシャーをかけてはいけないが、期待したいと思っています。
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