新年明けましておめでとうございます。皆様どんな新年をお迎えでしょうか?ミ
レニアムに沸いた昨年は、終盤に入って米国での同時多発テロとそれに続くアフガ
ニスタンでの戦闘と実に悲しい年として後世に記憶される年となってしまいました。
戦火が続くアフガニスタンでは、600万人と推定される飢餓線上の人々が今日も飢
えに耐えているそうです。しかし、世界の食糧生産が足りないわけではありません。
世界の穀物生産は18億7千万トンで、年間必要量の倍以上あります。日本の家庭が1
年間に捨てている食べ残しの量は、アフガニスタンの人々が食べる穀物の3年分の重
さと同じになる計算だそうです。(座間市民の党メルマガより)
私たちの国のテレビでは「大食い選手権」とか「フードファイト」なんていう番組
が視聴率を稼いでいます。気持ち悪そうな顔をしながらただただ食うだけの愚かな行
為がエンターテイメントとして成り立つ国、ニッポン。その一方で、全く食えない人
々がいるという極端な富の偏在。アフガニスタンの人たちがこの番組を見たらどう思
うのでしょうか?ニュースステーションの外国人コメンテーターはこう言っていまし
た。「経済的に成功し富みを誇るアメリカなどの国とその正反対の貧しい国がある限
りテロはなくならない。」
飢餓も戦争も「人災」であり、政治のなせるもの。2002年の始まりの日に世界
の人々が思いを致さなければならないとても大切なテーマだと思うのです。
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