02.02.01 君が代
「パパ、日本の国歌は君が代でしょ。」

「うん。」

「そのほかにどこかの国の国歌知ってる?」

「あー、アメリカ、パーパパン、パン、パン、パ〜ン。てやつ。あとはぁ???」

「日本の国歌ってなんか古い感じするよね。」

「う〜ん。でも古いってことはそれだけ歴史があるってことじゃん。」

「そうなんだよ。でもぉ学校とかで歌いたくない人がいれば歌わなくてもいいんだ
 って。それは自由だから。」

「じゃ、歌わない人もいる?」

「ううん、みんな歌ってる。先生も歌おうよって言って。」

「へぇ〜。担任の先生?」

「ううん、音楽の先生。 ねぇパパ君が代の君は昔は天皇とか王様とかえらい人の
 ことだったんだけど、いまは“あなた”とか“みんな”っていう意味なんだって。」

「へっえ〜。すっごいこと知ってるねぇ。それも音楽の先生が?」

「うん。 みんながずぅ〜っと幸せでありますようにっていう意味の歌なんだよ。」

ビックリしましたねぇ、小学校3年の我が子から君が代についてレクチャーを受け
るとは・・・結構感心しました。ちゃんと教えてくれてるんだなぁ(歌わないこと
の自由もまた確保されてるんだなぁ。)と。
02.02.02 言った!言わない!
 私のような市議会議員でも公式な政治の場で「言った、言わない」の議論が成り
立たないことくらいは承知しているもの。今回のアフガン復興支援会議へのNGO
参加拒否問題での国会の議論にはホントあきれているが、まさかマキコ大臣の更迭
とあいなるとは私も予想していませんでした。
 で、今回の騒動を私なりの嗅覚で想像してみるとやっぱり最初にウソをついたの
は外務官僚だろうなぁ。と思います。つまり外務省はハナッからピースウィンズな
る団体を会議に参加させたくなかった。それについて大臣の了解を得るために鈴木
宗男氏の名前を使ったのでは・・・「うるさいオヤジがブツブツ言ってるから目を
つぶってくれ。」と、もちろん鈴木氏が外務省の仕事に対して陰に陽に影響してい
たのは事実であろうが、国会議員が役所に意見を言うくらいの事なら日常茶飯事ほ
とんど例外無く総ての国会議員が行なっているのでは?今回の件に関しては官僚が
鈴木氏の圧力をうまく利用しようとしたが思惑通り行かなかったというのがホント
のとこで、それがゆえに最後まで鈴木氏をかばわざるをえなかったということでは
ないでしょうか。アフガン復興会議にピースウィンズを参加させるな。と具体的に
鈴木氏が言及したか?ということについては、実は菅直人氏の「今回の会議につい
て鈴木氏から圧力があったのか?」という問いに対してマキコさんも「そういう名
前を聞いている。」と実は“この会議にこの団体を”という問題の核心については
ぼかした答弁をしているのだ。マキコ氏もこの際「鈴木を外務省の埒外に・・・・」
という思惑があったであろうし、結局みんな「腹に一物背に荷物」というのが真相
でそれを知りうる小泉首相が三者両成敗の決断を下したと見るのが正解に近いので
は?
02.02.03 時代(経済)の変遷と主導権の変遷
 私の友人で公務員のS氏はこの日記を愛読してくれているらしい。しかしときお
り私が“政治的な判断”と“行政的な判断”の違いに言及し、政治主導を主張する
ことについて不愉快に思っているようだ。
 そこで私の考えをきちっと説明しておく必要を感じるのだが、これは決して政治
と行政による主導権の争いということではないし、外務省に圧力をかける鈴木某と
いう政治家のような姿を政治主導というのでもない。言うならば、時代とか経済的
な成熟という流れの中で主権が官から民へと移行しつつある。今がその移行期にあ
るということなのだ。
 明治の開国から戦争と復興と、急激な成長を実現しなければならなかった“今ま
で”の日本という国ではその意思決定を民主的に行なう余裕はなかった。民主的に
国や自治体の意思決定をするには時間と金がかかるからだ。で、民主国家を標榜し
ながらその実、国や自治体の実務をつかさどる行政にその権限を預けてしまった方
がはるかに効率よく国づくりが行なえたというのが実態であり、国民の多くもそれ
を容認してきた。これがバブル崩壊までこの国がとってきた現実のシステムだった
のだと思うのです。
 しかしバブル景気がはじけて以来10年が経った今、我々はようやくこの国が長
期低成長と成熟の時期に差し掛かっていることに気付き始めているのでは?それは、
人口の減少という社会構造の変化によって決定付けられているようにも思いますし、
社会資本を早くから備蓄しすでにその恩恵を享受して久しい欧米先進国の姿にこの
国の将来を写してみることができるのでは?この10年間はなかなかその現実を受
け入れられなかった我々ですが、昨今では高速道路の建設断念といったことが国会
で大まじめに論議されるなど、開発と投資一辺倒であった国造りに疑問を抱き始め
た国民は多いのでは。
 そのような時代の空気の中で世の中の物事を決める手段がスピードよりもプロセ
スを大事にするようになって来たのが昨今でありこの風潮は今後も続くものと思う
のです。
 昨今の外務省の問題に象徴されるように情報と執行権と実質的な決定権を一手に
掌握しつつも責任をとることのできる仕組みにない官庁という組織から、情報と決
定権を政治に取り戻し、同時にその責任の所在がダレにあるのかを明確にする“構
造改革”が今進みつつあるのです。
 ちなみに、政治とは政治家のことではなく、民意の集約された姿と理解しなけれ
ばなりませんし、責任もまた総ての国民に帰するものと理解しなければならないも
の。そして政治家は国民の信託に基づきその権限を行使しうる立場にある者で、常
にその姿は国民によって監視され選挙によってその適否を判断されうる立場の者。
官僚は政治(国民)の意思決定に基づいて事務を執行する者。なのです。
 もっとも、この国のどの法律を見てもそのようなことはとっくから決められてお
り問題は実態をそれにいかに近づけていくか、ということだと思うのですが。S氏
にご理解頂けると良いのだが。
02.02.05 日本一職員(公務員)の少ないまちへ
 今日から会派(議員6名)による視察です。今回の視察の目玉は先日の新聞で日
本一職員が少ない市として報道された福岡県宗像(むなかた)市。行政のスリム化
が求められている今、全国でも先進的な取り組みをしているまちを訪ね、実態を見
てきたいと思います。

〜そして宗像市へ〜
 このまちは決して知名度の高いまちとは言えませんが、博多と北九州市という二 つの大都市に挟まれたベッドタウンとして発展し、人口は約8万人。そういう意味 では海老名市とも共通点の多いまちです。そしてこの市役所の職員数は市民244 人に対して一人。これが全国紙の報道で日本一(職員が少ない)と報道されたこと から全国から一躍注目を集めるようになり、最近では視察に訪れる人が急激に増え たとか。ちなみに海老名市の場合、職員の数は市民160人程度に対して一人。宗 像市との差は歴然ですが、それでも海老名市は神奈川県内では成績の良い方。  保育園の運営、マイクロバスの運行、ゴミ収集、給食の調理と配送など多くの仕 事を民間に委託することで経費を節減するとともに、30年も前から庁内の徹底し たOA化に取り組んでいるそうで、今では職員は全員が一台ずつパソコンを持ち、 各々がLANでつながれ、各種の決済はコンピューターにて処理されているのだそ うだ。  これほどの行革。さぞかし職員組合などとの間で激しい攻防があったのではない か?と想像していたが、答えはあっさりとNO。 「税収の少ない私たちですので、もう何十年もの間ムダな出費を無くそうと地道に 努力したきた結果です。」  と、この点では“何か秘策を”と思っていた我々、すっかり期待をはずされたも ののその姿勢には大いに感銘を受けて今日の視察を終えました。
02.02.06 続いて久留米市へ
 昨夜は博多のビジネスホテル(シングル一泊5700円)に宿泊し、今日は久留
米市の「ふれあい農業公園」なる事業を見学に。
 海老名市でもかつて大規模な農業公園構想がありましたが不況によって厳しさを
増す財政状況などから“没”になっています。代わりに農協さんが小規模ながら市
内の各地で市民に家庭菜園を開放し、大変好評を得ているようです。
 今日訪れた久留米市では20uに区割りされた市民農園を貸し出し、耕作の指導
や管理、作物の展示、販売、利用者の交流、料理教室まで行なうなど、積極的な取
り組みを行なっております。施設の総面積は3.5ヘクタールと広大でシャワーや研
修室、展示室、温室など各種の施設も整えられています。
 これを即海老名市にも、というわけではありませんが、市内で未利用となってい
る公共用地の活用策の一つとしてこんな利用方法はいかがなものか?そんな思いも
あっての視察です。


《番外編》 博多ラーメン探訪。
「自称C級グルメ・(専門分野ラーメン)」の私にとって旅先でのご当地ラーメン
は楽しみの一つ。というわけで昨夜の晩飯はラーメン屋のハ・シ・ゴ。なんと3杯
ものラーメンを食ってしまった。(⌒-⌒;) 
 一番美味かったのが中州のどまんなか、橋のたもとにある屋台で一番人気の「一
竜」。いやホント美味かったですね。他店との違いは豚骨の臭みが上手に消されて
いることと香ばしい味の焼き豚。そしてパイタンスープらしからぬ濃厚な味。他の
店のはさすがに本場、匂いがきつかったですねぇ。一緒に行った某議員は一口食っ
ただけでギブアップ。それはそれでご当地らしくて美味いのだが。
 そこで注意。一般に豚骨スープというとコッテリ味と思いこんでいる方が多いも
のですがそれは間違いです。豚骨をぐらぐらと煮立たせ続けて白濁したパイタンス
ープはとってもあっさりした味で、細くて淡白な味の麺、紅生姜などとの組合わせ
でとってもサッパリしているものなのです。よくある誤解は横浜ラーメン等との混
同。ギトギトの背油を浮かせた「豚骨醤油」という、最近出てきた新しいジャンル
のスープと博多の豚骨スープを一緒にしてはいけません。
02.02.07 佐世保へ
 午後の飛行機に乗る前に、朝一番で佐世保市役所へ。その目的はこのまちが全国
に先駆けて建設した「バリアフリー生活館」の見学。
 佐世保の港を見下ろす丘の上に建てられた一戸建て住宅のようなこの建物は、隅
々まで障害者やお年よりが暮らしやすいように工夫されており、数々の福祉機器が
展示され、住宅改装などのアドバイスを行なっています。
 もし我々の家族が寝たきりになったり障害を持って車イスでの生活となったとき、
家の中のちょっとした段差やドアの幅や向き、トイレの広さや風呂の形、キッチン
やテーブルの高さなど、様々なことが障害となります。このバリアフリー生活館で
はそのような方の住宅改修について現物を展示しながらアドバイスを行なったり、
大工さんや設計士に対して講習を行なうなど幅広いかたちで取り組みを行なってお
ります。



 写真右は階段に取り付けられる昇降機。約70万円(各種補助制度やリースあり。)

 私も電動車イスに試乗したり、階段あとづけ型の昇降機に乗ってみたり介護用ベ
ッドを動かしてみたり・・・・・有意義な体験をすることができました。
   土産にメンタイコを買って夕刻帰宅です。
02.02.08 君子豹変す
「君子豹変す」と言いますが、幕末の志士、坂本竜馬がこの言葉をよく使ったそうです。
今では「立派な人が突然豹変して犯罪を犯したり・・・」という意味で使われることが
多いようですが、本来この言葉の意味は「立派なひとは自分より正しい意見があればす
ぐさまその考えを改める。」という意味であるようです。
 私が自分のことを君子と言うつもりはありませんが、議員として心がけたい、またそ
うでなくてはいけないんだろうなぁ、と感じております。

 この日記も特別なピーアールをしたわけでもないのにずいぶんと多くの方々に読んで
もらえるになり最近アクセス数が上昇しております。毎日のことですからあとで読み返
して恥ずかしくなるような駄作もあれば暴言、失言、あやまちに気付くことも。
 みなさんから多くのご意見も頂くようになりました。簡単に自分の考えを修正するよ
うな浮薄なことはしたくありませんが、必要なときには豹変することもまた必要。そん
な思いの今日この頃です。必ず読んでいますので皆さんからのご意見を下さい。
02.02.10 やる気マンマンの亀井市長
 亀井市長を囲む新春の集いが市内のホテルにて行なわれました。例年多くの支持者
が集うのですが、今年も500名くらいの支持者が集まっていました。
 昨年の会では二期目の当選を果たしてまだ1年余りというのに3選目への意欲を口
にして周囲を慌てさせた市長。そんなわけで今年も多くの人がその発言に耳ダンボ状
態なわけですが、あいさつに立った亀井市長、またしてもそのことに触れ、まわりっ
くどい言い方でしたが、つまりは結局「やる気マンマンです。」と言われていたよう
に聞こえました。(私には)
02.02.11 政治献金
 先日政治団体「長田進治後援会」の会計報告を行なってまいりました。この報告は
総ての政治団体に対して義務付けられているもので、毎年1月1日から12月31日
までの収支について県の選挙管理委員会に届け出ることとなっています。
 平成13年の「長田進治後援会」の収支結果については、収入が100万円と前年
度の繰越金、合わせて約101万円。支出が約92万円となりました。収入について
は全額私個人の寄付であり、支出は会報の発行や事務費など。
 さて、今年は会計報告のついでに政治献金を適正に受け取ることができる「資金管
理団体」の届け出をしてまいりました。名称は「長田進治・政治経済研究会」なんか
そのまんまという感じですが・・・・私の活動にももっともっとお金が必要です。例
えば会報を一回発行するのに30万円はかかります。ホームページの管理だってタダ
というわけにはいきません。「もっと資金があれば、あれもしてみたい、こんなこと
もしてみたい。」ということがたくさんあります。
 しかし(ここが大切)皆さんから“適正に”受けられる政治献金は、

@個人からのものに限られます。(企業や団体からのものはダメ)

A公共的な利益はもとより一切の見返りや恩返しなどはできません。

B3万円を超える寄付は名前が公表されます。

つまり一切しがらみのないお金しか受け取ることはできません。もし、それでもよい
という方がおいででしたらどうかご寄付をお願い致します。
02.02.12 ビナウォーク全体像を見せる
 「今、神奈川県内で最も元気のあるまちは、横浜MM21地区と海老名。」と県知
事さんも言ったとか。(未確認です。)
 しかしこの不況に駅前で大規模な開発をやってるまちなんて、確かに海老名くらい
か?そんなわけで我々市民にとっては大きな買い物ですが駅前の開発が目覚しいスピ
ードで進められています。特に丸井百貨店を核テナントとし、100以上の店舗で形
成されるビナウォークはこのほどその外観をあらわにしました。すでに駅前まで行け
ば外からの全体像を見ることができます。オレンジ色と黄色を基調とした色合いは・
・・・・個人的にはどうかと思いますが(周辺の景観とのバランスで)その規模の大
きさには圧巻。また市が行なっているペデストリアンデッキの建設も4月19日のビ
ナウォーク、オープンに一部の開通を間に合わせるべく急ピッチで建設が進められて
います。
 それから、、、、駅前を降りると右側にあったハラッパに超高層のマンションをも
建設中の小田急では、駅前のペデストリアンデッキをこのマンション入り口までつな
ぐ工事を計画しています。つまり駅前ロータリーからダイエーの方向に向かってデッ
キが延伸されるわけです。(小田急のお金で)そこで海老名市としては「だったらつ
いでにそのデッキを今度は海老名市の負担で延伸してダイエー前の県道を渡って中央
3丁目まで。」と考えているようです。これができれば青息吐息のダイエーにとって
も朗報でしょうし、周辺のマンションに住む人にとっても便利、この地域の価値がぐ
っと高まるように思えます。まだ詳しい内容は判りませんが来年度予算案の中で計画
が明らかになっていくのでは。
02.02.13 驚くほど豊か!なの?海老名の財政
 日本経済新聞社が全国の自治体の財政状況を調べている。平成12年度の各自治体
決算を基にした情報によれば、海老名市の財政力指数は全国670市のうち上からな
んと37番目。(つまりそれだけ財政力があるということ。)更に毎年借金の返済に
充てる金額が予算に占める割合も少なく74位。(借金が少ないということ。)また
予算全体のうち市税など自主的に集めている財源(自主財源)の割合は74.54%で全国
23位となっている。(3割自治などと言われている全国の自治体の実情の中で海老名
は7割自治を実現。)
 と、つまり海老名市はそれだけ豊かだということが国全体の中では言えるわけだが、
これにはカラクリがあって、豊かなまちの住民が豊かな暮らしをしているかと言うと
そうではない。地方交付税制度という制度があり、豊かでないまちには国がタップリ
と予算をくれて、豊かなまちには何もくれないことになっている。その結果全国どこ
のまちへ行っても我々は同等の行政サービスを受けることができるようになっている。
つまり、市の財政力があるとか無いとかという問題は住民生活にとっては関係のない
こと。なのだ。
 むしろ最近では豊かであるはずの都市近郊のまちの方が住みづらく、地方の方が快
適に暮らせるという感想をもつ国民が多く言わば逆格差が生じているという指摘もあ
る。つまり我々都市部の市民が納めた国税の多くが地方のまちへ流れてその財政を支
えているわけで、それは他に誇れることだけれども、決して手放しで喜べることでは
ないのです。

 ちなみに神奈川県内では、横浜、川崎を除く17市中海老名市は

@財政力指数で5位。

A投資的経費の多さで2位。

B義務的経費の少なさで1位。

C人件費の少なさで4位。

 と、当市の財政の健全さはすばらしいもの。これは近隣との比較ですのでわかりや
すいですね。
02.02.14 姿勢の問題
 今日、12回目の塩漬け土地問題特別委員会。平成3年に海老名市が望地地区で買
った土地の問題を審議。
 この物件購入についての最大の問題点は、土地評価委員会が決めた購入価格を上回
った金額でこの土地を購入してしまっている点にある。
 市が土地を購入する際には、その土地をいくらで買うかということについては、購
入価格を決定する公正な機関である「土地評価委員会」が決めることになっている。
しかしこの物件については、当時の現場の判断でこれを上回った価格で土地開発公社
が購入してしまっていること。
 数々ある塩漬け土地問題の中でもこういう例は他にありません。
 当時の担当職員の説明では、地権者の売却希望価格がこれよりも高かったこと、な
らびに相続税の支払い期限が迫っている地権者の都合から、仲介に入った市議と公社
の理事長の3人で協議の結果u単価約3.000円を上乗せして買った。と言う。
 公正な委員会の決定を現場が勝手に覆して土地を買えるならそもそも土地評価委員
会なんて必要ないじゃないか。何のための委員会か?と言いたいところだ。
 そこで私は当時の公社の理事長を委員会に参考人として来て頂き、どういういきさ
つでそんなことをしてしまったのか聴くべきだ。と主張した。
 しかし結果はあえなく惨敗。私の意見に賛同してくれたのは共産党、ネット、市民
クラブの合計4名。ほか6名の委員は「もう充分によくわかった。」という理由で反
対。
 反対した人たちはこれで市民とか支援者にどう説明するつもりだろうか?また逆に
関係したとされる当時の市議や責任者であった当時の理事長は弁明の機会を与えられ
ずに済むのだろうか?
 関係者の意見も聞かずに答えを出してしまうなんて・・・・そういう決断のできる
議員諸氏とはいったいどういう思いでいるのだろう?選挙のときにはどんなことを言
って立候補してきたのだろう?行政に媚び、ことなかれ主義を決め込んではいまいか
?姿勢の問題だと思うのだが。

 それとも保守系議員でただひとり意見の違った私が異端児ということか?それなら
それでもかまわんが。
02.02.15 海老名市の借金
〜先日の財政の話の続きですが、市債という借金の話です。〜
・現在海老名市は約247億円ほどの借金があります。 ・市税など海老名市が自分で集めることのできる毎年の収入は約245億円ほど。 ・従って一つの家庭に例えるならば、ご主人の年収と同じくらいの借金があるという  ことになります。 ・ちなみに我が家では住宅ローンなどもあり、現在の年収の2.5倍くらいの借金を  しています。みなさんのご家庭はどうでしょうか? ・ご主人が若く健康で、これからも元気に働けるならば年収程度の借金は大きな問題  ではありませんよね。ご主人が年をとるのと違って海老名市は年をとりませんし。 ・海老名市は毎年の収入のうち11%ほどを借金の返済に充てています。 ・私の家では住宅ローンだけで年収の16%を超えます。皆さんはどうですか? ・一般に自治体の場合、借金返済の率が15%を超えると注意が必要と言われ全国の  市の平均は15.8%です。ちなみに20%を超えると赤信号。 ・海老名市は近年、毎年10億円程度の借金をしております。借金を返済しながら一  方で新たな借金もしているわけです。もちろん我が家でも住宅ローンを返しながら、  新たに自動車ローンを組んだりします。 ・ところが最近ある不思議な現象が起きています。 ・それはかつて金利7%くらいで借りていた借金の返済が終わりつつあるなかで近年  の低金利。最近の借金は金利1.7%くらいで借りられるのです。 ・で、何が起きているかというと駅前開発などで借金を増やしているにも関わらず全  体の元本が減り、毎年の返済額も少なくてすむようになっているのです。 ・不景気のときにお金を使える、言わば資産家の人は特をする。というのはこういう  ことなのでしょう。 ・今のままの低金利がこのまま続き、今のままの収入がこれからも期待できるのなら  海老名市は毎年20億円(今の2倍)程度借金をしていっても返済額の割合は今の  ままか、あるいはそれよりも低くなることが試算されます。(平成18年度まで試算) ・市の収入は固定資産税が主で大きく変動することはありません。低金利はどのくら  い続くか判りませんが、これもバブルのときのように7%なんてことには当面なら  ないでしょう。 ・だから、海老名市は他の市と“比べると”裕福なのです。  さぁ、ではこれからどうしましょう?皆さんの家庭なら?どうしますか。家を増築 したり、リフォームしますか?子どもの教育につぎ込みますか?それとも年老いた両 親にできるだけのことをしましょうか?  それを決めるのは私たち“納税者”です。市政って楽しいですね。 (以上平成12年度決算より)
02.02.16 最近読んだ本
 銀座のママが教える「できる男」「できない男」の見分け方。 
 著者・ますいさくら

タイトルの通り銀座の高級クラブのママがその視点で見る男の姿をつづったもの。実は
この作者、神奈川県議会議員の娘として育ち、私の母校の後輩にあたる。
 銀座のクラブなんて行ったことも無いし縁の無い私が、「なんかの機会に(著者と)
知り合いになれたらなぁ。」なんて思ったかどうかは別として書店の店頭で何気なく
手にした一冊。
 実はこの作者、兄の家庭内暴力と父の世間体からそれをひた隠しにする家族、そして
自らの放火と退学など波瀾の半生を赤裸々につづった処女作「傷つかずになんて生きら
れない」など三作が注目されていた作家。

・できる男は目に輝きがある。(女はその輝きにひかれる。)

・できる男は見えないところほど見られていることを知っている。

・できる男の洋服は脱ぐときにこそ差がでる。

・できる男は一度惚れた女の面倒を最後までみる。

・本当の金持ちは地味である。

・財布の中身よりも使っている財布で差がでる。

・靴は男の顔。

・男に惚れられる男が本当のできる男。

などなど。金じゃない、顔じゃない、地位でもない。要は心と気配り。男にしてみれば、
わかっちゃいるけどなかなかできない、細かな事例を短い文章にまとめた数々。決して
批判的ではなく「確かにこんなふうにさりげなく、かっこ良くやれたらいいなぁ。」と
思わせられる一冊。


02.02.17 OFF

02.02.18 ネタぎれです

02.02.20 パクリですが
 河野太郎代議士が発行しているメルマガ「ゴマメのはぎしり」を購読しています。
これはなっかなか面白いので是非皆さんも読んでみてください。   
           で、今日はさっき届いたものの一部を紹介します。
コスタリカ方式ってのは、小選挙区と比例区の候補者が交代で立候補する
方式だが、横浜市の市長選挙の候補者選びは、ジャマイカ方式になるらしい。

(中略)
ジャマイカ方式って何だ? 候補者の選定方式で、じゃあ、まあ、いいっか、と決める方式。
                               爆笑。 ところでオヤジさんの洋平氏が病気らしい。一部の情報では重病とか・・・心配です。
02.02.21 参考人
 (塩漬け)土地問題特別委員会、第13回目の会議。難しい案件が多く議論もいき
づまることが多い。そんなとき委員長は「暫時(ざんじ)休憩!」を宣言する。議事
録の速記も止まるため一同、公式の場という呪縛から開放され思い思いにフリーな意
見が交わされる。従ってこの休憩中に話がまとまることも多い。

 と、その休憩中。傍聴に来ていた某新聞社のバリバリキャリアウーマン記者。
「すいませぇん。委員長さん、私にも今日の会議の資料もらえます?」
 なかなかの豪傑である。会議の資料は秘密ではないが委員会のメンバーにのみ配布
される重要なもの。
「なに言ってんだ、俺たち議員だってもらってない資料を傍聴人にわたせるか。」
と、いきり立つ委員外の議員。
「資料なんていくらだってコピーして渡せばいいじゃないか!」
と記者の側につく議員もいて一時会議室は変な空気に。委員長も困り顔・・・・
私としては、せっかく始まった議論をそんなことで中断させたくなかった。そこでひ
とこと言った。
「俺の資料をあとでコピーしてあげるから勘弁してくれ!」
 これで問題は一件落着。

 その後会議は一気に進展、今日は社家並びに門沢橋で購入した土地について購入の
手続きにおいて極めてズサンな点があることから、当時の責任者6名を参考人として
招致することを全会一致で決定。

 明日の新聞には書かれるんだろうなぁ。
02.02.22 書かれた
 それも一面トップだよ。こりゃすごいねぇ。と感心しながら見てたらある人から、
「お前が記者に資料なんか渡すから書かれたんだ。」というような内容のことを遠ま
わしに皮肉られ・・・・・(詳しくは昨日の日記を。)
「なにも間違ったこたぁ書かれちゃいねぇぜ!」と応酬。

 こんなことで記事にされるのは不名誉なことだが、借金で買って、日々利息を増殖
させている塩漬け土地の問題。いわば体内に巣食うガン細胞にメスを入れるような作
業をしている私たちなわけで、しかも全国の自治体が同じような持病を抱える中、先
駆けてこれに取り組んでいる我々が評価されているからこそこの記事になった。と私
は受け止めている。
 一番いけないことは問題を先送りすることなのだ。
02.02.23 駅前開発の内部に潜入!
 潜入、というのはジョークですが、今日行なわれた「まちづくり対策特別委員会」
(通称・まち特)のメンバーによる駅前開発の視察に便乗して、現在建設中の丸井
百貨店周辺や、映画館などのマミューズメント施設内部、駅前デッキ(自由通路)な
どを視察してまいりました。



上の写真は地下駐車場の入り口の上あたりから海老名駅の方を見た様子。「ホントに
ここが海老名?」と思わせられるような変貌。面影を残すのは七重の塔のモニュメン
トばかり。ここから見える部分の完成率はすでに89%。連日2000人以上の作業
員が工事にあたっているとのこと。
 左側の専門店街の中に入るとけたたましい作業音。個別に区切られたかく店舗の内
部はまだ壁がむき出しのままだが、ガラス面に「スターバックスコーヒー」などの張
り紙がされ、そこに出店する店舗がわかるようになっていました。また映画館の方は
すでに90%を超える完成率で、すでに客席もスクリーンも設置済み、バージンシネ
マズという映画会社は親会社が航空会社ということもあり、客席は航空機の座席に使
われるものを応用しいてるとか。また目玉となる大型スクリーンは日本一のレベルで
有楽町マリオンにある日本劇場のものと同等。音響はさらに向上しているそうで、そ
れはもうド迫力でした。
 下の写真は駅前通路となるデッキの上から見た丸井百貨店の正面部分。ちょうど駅
から出たところで現在の駅前ロータリーはこの下。幅16メートルのデッキはとても
広く感じました。
02.02.24 当事者になってわかること
 今日、障害者の方の外出介助の仕事で横浜へ。横浜駅西口から徒歩1分の横浜東急
ホテルへ車椅子の方をリフトカーに乗せて送迎するのが私の仕事。
 しかし困りました。これだけの由緒正しきホテルだというのに障害者用のトイレが
無いのです。これには障害の方も困惑。試しにと一般トイレに近づいてみたものの入
り口が狭くて車椅子では入ることすらできない。
一応ホテルのフロントの女性に抗議の意味も込めて
「障害者用のトイレはどこですか?」
と聞いてみると。いったんフロントの奥に入って上司と相談してきたらしき彼女は
「申し訳ございません。当ホテルにはそのような施設はございません。あちらのシ
ェラトンホテルにはございます。」
だって。そんなときだけはライバルのホテルに客をたらい回しかい?と言いたかった。
そして更に困ったことに駅前ロータリーの正反対側にあるシェラトンには地下街を通
らないと行けないのだ。階段?エスカレーター?そんなもん使えるわけないだろ〜。
仕方ない、混雑する人ごみをかいくぐって高島屋へ、ここならあるだろう。一階の案
内係に聞けば
「5階にございます。バーバーリーの売り場の裏手になります。」
とのこと。ようやくたどり着いたトイレ。しかし・・・・・入り口の自動ドアが故障
中。係を呼んで復旧するまで都合30分。

 はぁ〜。やっぱりその立場になってみてつくづく・・バリアフリーはまだまだ、と。

《2月26日追記》余計なことかと思いましたが同社のホームページを通じて障害者用
トイレの設置を要望してみなした。すると朝一番でホテルの方より電話があり、これ
から早速設置に向けて動きたいとの連絡あり。さすが!対応が違う。
02.02.25 リサイクルセンターを視察
 先日、大谷地区にあるリサイクルセンターを視察してまいりました。下の写真は資
源分別回収組合によって空き缶が分別されている様子です。
 そのほか山積された容器包装類、毎月ドラム缶15〜16本分集まるという廃食油など
気が遠くなるほどのゴミ(訂正・資源)の分別状況を視察してまいりました。

 センターでは毎月一回、皆さんから捨てられた家具などを再生し販売しております。
家具のキズやほころびを修復するのは市内のシルバー人材の皆さんと中学校で技術家庭
を教えていらした我が恩師N先生。キズにヤスリがけをしニスを塗り、汚れをぬぐい、
一度捨てられた家具に新たな命が吹き込まれるわけです。そしてこれらのタンスやテー
ブル、事務机、学習机、テレビラックなどは1.000円から1.500円くらいの値段で販売さ
れています。ただ購入を希望する市民が多いことから事前に商品を館内に展示し、希望
者の方には申し込んで頂いて毎月一回抽選によって販売される方式となっています。
 私もアンティックなデザインのライティングデスクがありましたので申し込んでみま
した。その時点でこのデスクを申し込んだ人は16人。さて当選するでしょうか。


02.02.26 容器包装プラ週一回収へ
 ガサが大きくて各家庭でお困りの「容器包装プラスチック類」の資源回収が4月
より毎週一回の収集になります。(現状は月2回)

 いよいよ明日から3月定例議会が始まります。今回は第二日目の3月4日会派を代
表して予算案に対する総括質疑を行ないます。
02.02.27 三月定例議会開会
 今日から三月27日までの会期で定例会が召集されました。平成14年度の予算
を審議する議会です。お時間がありましたら是非見に来てください。なお、主な日
程は下記の通りです。

 2月27日(水)  開会・議案説明
 3月 4日(月)  予算案に対する各会派代表質問
        (AM9:30ころより私が登壇します。)
 3月11日(月)  総務常任委員会
 3月12日(火)  文教社会常任委員会
 3月13日(水)  経済建設常任委員会
 3月14日(木)  本会議・市政に関する一般質問
 3月15日(金)  本会議・市政に関する一般質問
 3月18日(月)  総務常任委員会・予算審議
 3月19日(火)  文教社会常任委員会・予算審議
 3月20日(水)  経済建設常任委員会・予算審議
 3月27日(水)  本会議・採決
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