05.01.31 人間だもの
 有頂天になることもあるさ、人間だもの。

    バカバカしくなっちまうこともあるさ、人間だもの。

 05.01.27 施設開設前夜
 私が今心血を注ぐ高齢者施設「あつぎみなみ」は2月1日の開設に先立ち本日
関係者を招いての「開所式」を挙行致しました。

 式には車いすの国会議員、八代英太先生が応援に駆けつけて下さり取り囲む
私たちを前に記念講演を行なって下さいました。おかげ様で施設内は用意した
スリッパも椅子も足りなくなる状態で、まことに嬉しい悲鳴を上げる結果とな
りました。

 しかし利用者がなかなか集まらない状態に変化はなく、相変わらず胃が痛い
日々が続いています。この開所式の盛会が今後につながるとよいのだが。

 05.01.25 警察TV・国会TV
 テレビ電波の受信状況が良くない我が家では昨年ケーブルテレビに加入し、
70チャンネルものテレビを見ています。でも、ほとんど見るべき番組があり
ません。

 さて先日不治の病といわれる難病にかかった子どもを抱えるお父さんから相
談がありました。それはその難病の治療にかかるための治療費の全額をこれま
で公的に負担してくれた制度が法改正され、4月から有料になるというもの。
「小児慢性特定疾患治療費補助制度」という制度ですが、愚鈍な私はそういう
議論が国会でなされていることをまったく知りませんでした。難病の子どもを
育てる親御さんにとってはまさに死活問題なのですが、当事者はもとより恐ら
く国民の多くがそういった重大な制度改正の議論がなされていることを知らな
いまま「結果」だけが突きつけられることとなっているのが現状ではないでし
ょうか。

 前出のケーブルテレビですが、外国の番組ばかり流すのも結構なことですが、
是非国会チャンネルを創設して欲しいと私は常々思っています。以前にも国会
でそういう議論があったと記憶しているがその後どうなったのだろう?本会議
はもとより、各常任委員会から特別委員会その他細部の審議まで公的な議論を
常時ながし続けてくれたら国会審議に対する国民の関心は高まるように思うの
ですが、いかがでしょうか?

 それともう一つ、警察チャンネルの創設。日々発生する事件の内容を可能な
範囲で遂次放送し、犯人検挙についての情報提供を国民によびかけられるよう
な番組はできないものか?もちろん被害者の人権保護や悪戯に対する防御等懸
念される問題も多々ありますが。

 05.01.23 失言
 ある新日本舞踊の会の新年会でね、遅れて会場に入った私がまずはいけない
のですが、歌や踊りで盛り上がっている真っ最中に「ここで前市議会議員の長
田進治さんが見えましたので一言ごあいさつを・・・」と紹介されたもので、
慌てて舞台に。

「こんなに盛り上がっているところでごあいさつをさせて頂き恐縮ですが・・」
 と私は言いたかったのです。ところが慌てたのと悪いから短時間で話を終わ
らせようという意識からか?
「こんなところであいさつをさせて頂き・・・・・」
 となってしまった。(^_^;A  舞台を降りると早速「なんだぁ?こんなとこ
ろで悪かったねぇ・・・・・」と。お客様の一人から叱られてしまいました。

 失言です。会の皆様にお詫びを申し上げます。
 05.01.21 鎮魂歌
 時代遅れ

 一日二杯の酒を飲み 肴は特にこだわらず
   マイクが来たなら微笑んで  十八番をひとつ歌うだけ

 妻には涙を見せないで 子どもにグチを聞かせずに
   男の嘆きはほろ酔いで 酒場の隅においてゆく

 目立たぬように はしゃがぬように 似合わぬことは無理をせず
   人の心を信じ続ける時代遅れの男になりたい


 故 三田洋先生が生前に愛唱されていたカラオケのナンバーです。
 05.01.20 三田洋先生逝く
 元市議会議長の三田洋氏が急逝されました。あまりに急なことでなんと申し
上げてよいのか、言葉もありません。

 取り急ぎ葬儀の日程は以下の通りです。

 通 夜   1月22日 土曜日   19:00から
 告別式   1月23日 日曜日   11:00から

 場所 大和斎場
 喪主 三田英樹氏(長男)

 05.01.15 海老名の巨匠
 プリンスホテルグループのシェフの“顔”だった横浜プリンスホテル洋食総
料理長、井上静男氏が今月限りで引退する。という記事が新聞に載りました。
 


 一人の職業人が引退するという内容が新聞にこれほど大きく取り上げられる
こと自体異例のことと思いますし本当に惜しまれることです。そしてこの井上
氏、実は海老名に在住しておられる。以前私がお会いしたときには「是非自分
が住んでいる地域(海老名)になんらかのかたちで貢献したい。」というよう
なお話をされていました。

 氏を始め大都市に近いこの海老名にはきっと私たちのだれもが知っているよ
うな、その名前や功績を聞けば驚くような方たちが実はたくさん住んでいらっ
しゃるようです。その巨匠の皆さんになんらかの形で海老名のまちづくりにご
協力頂けたらきっと実のある様々な活動ができるのでは?そんな気にさせられ
ます。教育委員を一般公募して彫刻家を選び出した海老名市ですからきっとこ
れからはそんな展開も期待できるのではないでしょうか。

 05.01.14 就職に悩む若者たち
 ヤングジョブスポット横浜というNPOの団体があります。就職口が無い、
就職したいがどんな仕事に就いたら良いのか分からない、人生って何だろう?
仕事って? つまりそんなふうに悩んでいる若者たちの集まる場所で、そこに
は様々な就職情報があり、カウンセラーがいて、若者たちの気軽な相談相手と
なってくれます。

 そして毎週何回か色々な職業の人を講師に招いてその仕事の魅力やその仕事
に就くための方法などについてテーブルディスカッションを行なっています。
 実は先日そんな参加者の一人から「政治家の話を聞きたい。」というリクエ
ストがあがったそうで、どういうわけか?!この私に白羽の矢が立ち講師とし
て招かれました。



 と言いましても、私のような者に政治の魅力なんて語る資格は無いし、むし
ろ就職に悩んでいる若者たちに申し上げてきたのは「みんな同じだよ。」とい
うこと。
 実際こんな俺だっていまだに自分探しの旅を終えたという実感が無いし、日
々「これで良いのか?」と苦悩しながら生きているわけで、一生を捧げて悔い
ない仕事にめぐりあえたらそれは本当に幸せなことだけど、考え悩んでいても
なかなか見つかるものではないよ。足踏みをしていても靴底は減ってしまうか
ら、何でもいいから一歩を踏み出して汗を流しながら考えたほうがいいのでは
ないだろうか?どんな仕事がしたいか?って考えるよりもどんな人になりたい
か?って具体的に自分があこがれるような“人”をモデルにした方がわかりや
すいと思うよ。頭がシンプルなやつほど行動はパワフル。みんな目の前の一歩
を踏み出そう、目の前の受話器を取り上げよう、そこから始まるのだから!
 
 なんて話をしてきたのです。
 偉そうに!他人に語れる立場かい?おさだぁ。とだれかに言われそう。
 終わって少々自己嫌悪。

 05.01.13 朝の嘔吐
 私の場合、ストレスが溜まったときにカラダが発する信号があります。それ
が朝の嘔吐。吐くなんていっても朝の起き抜けのことですから胃袋に内容物は
無く、ただ「おえ〜っ」と。ひどいときには歯を磨くのが大変です。

 ただそのようなことになるのはめったに無く選挙のときぐらいで、前回の選
挙などはほとんどそのようなことも無く終わったのですが、この3週間ほど前か
ら朝の嘔吐に悩まされています。

 ストレスの原因ははっきりしているのですが、あと二週間で開所する高齢者
施設の利用希望者がはかばかしくないこと。グループホームに関しては若干の
引き合いはあるものの、デイサービスに関しては送迎エリアに限度があること
もあって苦戦しています。
 最近ではこういった施設も多く造られるようになっており、以前のように開
設すれば黙っていても利用者が集まってくるというような状況ではありません。
 華々しく開所したは良いものの、「今日は利用者ゼロです。」なんていう日
がくるのではないか?と想像してしまって夜も眠れません。「施設長、私たち
今日は何をすればいいんですか?」なんてスタッフに言われたら・・・・・

 今日緊急の対策を検討し、デイサービスの送迎エリアを海老名の西側(相模
川沿い)に拡大することを決めました。
 05.01.10 今日のスピーチ
 新年会を何件かハシゴする三連休でした。行く先々でどんなスピーチをさせ
て頂くかは色々と悩むところですがとりあえず今日は・・・・

「みなさま改めまして、明けましておめでとうございます。○○会の皆様とは
・・・(中略)・・・おかげ様で私も4月がまいりますと次の選挙までの折り
返しでございまして、箱根駅伝に例えますと今は芦ノ湖を目指して山登りの真
っ最中、5区を走っているといったところでございます。一番きついところで
すが・・・・」
 (ここでヤジが飛ぶ!!)「東海大学みたいに息切れすんなよ!」

「今それ言おうと思ったのに〜 ┐('〜`;)┌  」
                     おあとがよろしいようで。


 市役所職員の皆さんを前に内野市長が年頭のあいさつをされ、ホーチミンの
言葉を引用して「10年後のことを思うなら・・・・・」というスピーチをされ
たそうです。たまたま私が書いた4日の日記と一致しましたが、お互いにパクリ
ではありません。d(^-^) と言うよりも“時代認識”と言いますか、新年にあ
たって政治に対する想いが互いに一致したということであり、私は率直にその
ことをうれしく思っています。
 05.01.04 53歳の再出発
 ヘルパーの仕事をしていると、リストラや早期退職でこの業界にやってくる
人が多くいらっしゃいます。昨年の暮れにもそういった人のお世話というか、
一応経験者としての指導をさせて頂きました。

「○○さん、どうして介護の仕事に?」
「ハイ、会社が潰れまして・・・・ハイ、ずっと機械を扱ってきたもので、こ
う・・・人と接するような仕事がしたくて・・・・ハイ」

 入浴介助の仕事に向かう車の中でもうすでに緊張してカチカチの石坂浩二に
似た53歳の男性である。

 でも一生懸命なんですよぉ、ホント感動するくらい。
「ハイ、ハイ、ハイ、ハイ」
 障害の方の入浴を介助しながら私の説明を聞き、一つ一つに大きすぎるくら
いの返事をして、もうすでに玉の汗。「気持ちいいですかぁ?」なんて懸命に
優しさと平然さを装っているけど、そのギコチなさからすればたぶん私の説明
はほとんど頭に残っていないことでしょう。それくらいこの仕事は始めのうち
緊張するものなのです。まして53歳の再出発の日です。

 案の定ジャージのズボンを後ろ前反対にはかせてニンマリしている人生の先
輩。
 障害の人もこういうことは慣れていて「長田さんも最初はそうでしたからぁ
・・・・」なんて言って許してくれますが、その緊張した新米ヘルパーのこと
を思うとね、心中複雑な思いもします。

 五十歳を過ぎての転職というのは大変なことだろうなぁ。しかもまったく畑
違いの職場で。でも頑張っている人がいるんですよ本当に、こうやって。

 聞けば政府は今後フィリピンから看護や介護の人材を受け入れることでフィ
リピン政府と合意したとか。大変な仕事は外国人にお任せ、なんてことで本当
に良いのか?ニッポン人!こうして頑張ってる人がたくさんいるんだぞ!ニッ
ポン政府!

 05.01.02 10年後のことを思うなら
 10年後のことを思うなら木を植えなさい
    100年後のことを思うなら人を育てなさい

               ホーチミンの言葉より
 05.01.01 年頭の想い
 競争原理から共生原理の時代へ
 2005年が幕を開けました。皆様新年明けましておめでとうございます。

 《未曾有の変化》
 政府の人口統計によれば2007年よりこの国の人口が減少を始めます。少子化
が一層進行する中でこのタイミングは更に早まるとの予測も出ています。わが
国の国民にとってだれ一人経験したことの無い未曾有の変化が目前に迫ってい
るのが2005年の年明けの現実であるわけです。

 殖産興業、富国強兵、所得倍増、列島改造、増殖と肥大化の中で作ってきた
システムを根本から作り変え、スリムでしなやかな体質の新しい国家像を作り
上げなければならない時代に来ているわけですが、残念ながらこの国は相変わ
らず新幹線の整備に国費を投ずる有り様です。

 GNPが世界の10番目でも20番目でも国民が美しい国土の中で豊かに暮らし
ている国がたくさんあります。
 大資本と強いものが勝ち残り、富を形成していく競争原理の社会がこれまで
の社会を作ってきました。しかし、そのシステムはいつも弱者を置きざりにし、
環境は軽んぜられ、偏差値教育を生み、犯罪をも増殖させてきました。

 人口減少という変化を前に私たちは資源や人が循環し、共生できることを第
一条件とした社会システムを再構築しなければならない時期に来ていると感じ
ます。

 もっともこれまでに出来上がったシステムを作り変えるなどとたやすく口に
はするもののそれが大変なことであることは言うまでもありません。変化は常
に犠牲を伴います。
 かつて増殖の時代、政治は利益の分配と利害調整の役割を担ってきました。
しかしこれからしばらくの間、政治は既得権との戦いを基本姿勢に持たなけれ
ばならないのではないか?

 そんな気がしています。

 今年一年が10年後の私たちにとって良い一年になりますように。

                     平成17年元旦 長田進治
トップページに戻る