海老名市役所環境保全課の職員小山克仁さん(39歳)がニッポンを代表してシドニー五輪
に出場します。種目は野球。しかし審判員として。なぁんだと思うことなかれ、この種目の
審判員としてニッポンから五輪に出場するのはたったの一人。しかも五輪史上三人目の貴重
な体験となる。成績によって決まる選手としての出場より、人格や見識の問われる審判員と
しての出場の方がよほど価値があると指摘する声もあります。オリンピックは国と国の戦い。
国民の期待と期待の激突であり、それを背負った選手と選手がぶつかり合う戦いをジャッジ
する審判員の責任と重圧は我々には想像もつかないほど大きなものと感じます。今回海老名
市の市役所の中からそのような重責を担う人材を世界に輩出したことは我々市民にとって大
変名誉なことだと率直にそう思います。
小山氏いわく、ジャッジの一つひとつにに思いを込める。ストライクは打者に対して「絶
好球じゃないか。どうして打たないのか」。ボールは投手に対して「なぜ逃げる真っ向勝負
しなさい」。との思いを込めるそうです。その言葉にえらく感激してしまいました。
つねに持ち歩くルールーブックの最後の項目に以下のようにあるそうです。
「審判は礼儀を重んじ、いかも公平にして厳格でなければならない。そうすれば人々から尊
敬される。」
頑張ってください。応援してください。
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