課題Task

発展と保全

発展する海老名では、2千年もの間耕作が続けられてきた水田が次々と埋め立てられ、物流倉庫や駐車場に姿を変えています。また開発が進み、大型商業施設やタワーマンションが林立する海老名駅周辺では交通渋滞や学校の不足などの問題が発生しています。海老名駅入口交差点や国分坂下交差点などの改良、あるいは上郷立体の建設など、県が担うべき都市基盤整備の問題は海老名市内に多数存在します。これまで手掛けてきて、ようやく整備に着手したものや、地権者との交渉が始まっている場所などもありますので、これまでの経験を活かして、ひとつひとつ取り組んでまいります。

危機管理

パンデミック対策

新型コロナウイルスによるパンデミックを経験した今。感染症に対する備えは喫緊の課題と言えます。今後同様な問題が発生した時の医療体制の準備、人流を抑制するための県民の皆さんとの協力体制の構築。そしてリモート学習の強化など学校での学びの保証など、今回の教訓を整理して取り組むべき課題は山ほどあります。

地震、風水害対策

令和元年に発生した台風19号により、相模川上流のダムが史上初めての「緊急放流」を行い、相模川沿岸の海老名市は大変危険な状態にさらされました。現在、市内で相模川に沿って浸水の危険がある地域に在住している市民は5万人を超えています。全人口が13万人あまりの海老名市内にこれだけの人たちが安全に避難できる場所があるはずもありません。
 東京都の江戸川区は河川も多く、海抜が極めて低い場所にあることから、水害が想定される際の避難計画を見直し、まずは住民の個々の努力で「区外」に避難するよう呼び掛けています。私たちの海老名にも同様の計画が必要となるならば、そこは広域自治体である神奈川県が、例えば近隣の市と調整してのお互いの避難計画を作るなど果たすべき役割はあるものと考えています。海老名市民の安全確保のために、県政の場で行動してまいります。

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